図1.CytoTell™ GreenとCFSEを用いた細胞増殖アッセイの比較(8世代の蛍光追跡)。
Jurkat細胞(~2×106 cells/mL)をDay0にCytoTell™ Green (品番:22253) またはCFSE (品番:22022)で染色した。
細胞を1:1の比率で連続的に継代し、継代した日にフローサイトメーターを用いてFITCチャンネルで蛍光強度を測定した。
連続した世代は異なる色で表した。CFSEでは第一世代と第二世代の間に大きなギャップが存在したのに対し、CytoTell™ Greenではギャップが存在しなかった。
CFSEは、アミン反応性のFDA誘導体で、フローサイトメーターによる細胞増殖のモニタリングに広く用いられていいます。この色素は生細胞のモニタリングに有用ですが、その強度は細胞株ごとに大きく異なります。
細胞増殖モニタリング試薬CytoTell™は、主要なレーザーラインで励起される品種が用意されており、細胞毒性が低く、フルオレセインとは異なる励起・発光スペクトルを持つため、GFP細胞株やFITC標識抗体を用いたマルチカラーアプリケーションによく使用されています。
- この色素はCFSEよりも高感度で、最大で9世代の細胞をモニターすることができます。
- 第1世代の細胞と第2世代の細胞の間には、蛍光強度のギャップがありません。
- 培地の除去は必要ありません。
- 安定しており、ストック液は室温で短期間保存できます。