図1.2つの異なる方法で作製したCD45-PEを用いて染色した、Jurkat細胞のフローサイトメトリー解析(Buccutite™:赤、SMCC:青)。
CD45-PEコンジュゲートは両反応とも精製せず、蛍光シグナルはACEA NovoCyteフローサイトメーターのPEチャンネルでモニターした
タンパク質-タンパク質の結合は、それぞれの末端に異なる反応性を持つ官能性リンカー(SMCCなど)を用いて行われるのが一般的です。しかし、SMCCで修飾されたタンパク質は非常に不安定で、自己反応性を示すことが多いです。 また、タンパク質上のマレイミド基の数を定量化することは非常に難しいです。
Buccutite™クロスリンキングテクノロジーは、タンパク質のアミノ基(N末端またはリジン残基)を介してタンパク質と容易に反応する2つの小さなリンク分子を使用しており、得られた2つのBuccutit™ペアの高分子は、簡単な混合によって容易に架橋することができます。
SMCC化学的標識法などの従来のタンパク質-タンパク質コンジュゲーションの技術と比較し、Buccutite™では、非常に簡便で要求の少ないものとなっています。 Buccutite™ Rapid Protein Crosslinking Kit (品番:1315)では、マイクログラム単位の抗体を短時間で標識することができます。