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記事ID : 41454
研究用

25 µg の抗体を精製不要で蛍光標識 Buccutite™ 抗体標識キット

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Buccutite™ 抗体標識キットで用いられている Buccutite™クロスリンクテクノロジーは、一次抗体に酵素やフィコビリタンパク質などの高分子を標識するための、ユニークで簡単な方法です。一次抗体を蛍光色素や酵素で直接標識することで、二次抗体などの必要がなく、それに続く追加のインキュベーションや洗浄ステップも不要になるため免疫染色手順を合理化します。さらに、直接標識された標識結合体は、非特異的結合やバックグラウンド干渉が少ないため、同じ種由来の一次抗体を複数種類使った多重染色にも使用できます。
従来のタンパク質間結合に用いられていたSMCCテクノロジーは煩雑で、且つ収量が低いことが挙げられますが、Buccutite™ テクノロジーでは、より簡単なステップで標識抗体を 100 % 回収できます。

一目で分かる Buccutite™ 対 SMCC
Buccutite™ SMCC
最低抗体濃度 100 ug/mL 0.5 ~ 5 mg/mL
標識方法 2つの独自のリンカー、Buccutite™ MTA 及び Buccutite™ FOLを使用し、タンパク質間結合を促進 ヘテロ二官能性架橋剤を使用してタンパク質結合を促進。標識手順は煩雑で、バイオコンジュゲーション化学の知識が必要。
可能な標識 PE / APC / Tandem Dyes / HRP / Poly-HRP / AP (ただし品番1315 は種類問わず2種類のタンパク質を結合) タンパク質に依存
標識と抗体の結合タイプ 共有結合 共有結合
BSAもしくは他の安定化剤との互換性 なし なし
精製の有無 不要 (品番1315は必要) 必要
結合にかかる時間 2 時間 4 時間もしくはそれ以上
手作業時間 ~15 分 2 時間
標識結合体の収量 100 % ~30 %
ロット間差 最小限 高い
用途 FC / IF / IHC / WB / ELISA FC / IF / IHC / WB / ELISA

使用目的

2種類のタンパク質を結合させるために、Buccutite™ ラベリングキットでは Buccutite™ MTA と Buccutite™ FOL という独自のクロスリンカーのペアを使用しています。各クロスリンカーは、アミン反応性部分を介して、目的の一次抗体またはタンパク質に別々に標識されます。それらを混合すると、それぞれに結合した Buccutite™ MTA もしくは FOL が高い親和性と特異性で結合します。Buccutite™リンカー間で形成された共有結合は非常に安定で、一般的なイムノアッセイ (ELISA、IHC、ウエスタンブロットなど) またはフローサイトメトリーでの厳密な洗浄プロセスにも耐えることができる結合体が得られます。Buccutite™ ラベリングキットには、25 µg から 1 mg の抗体に西洋ワサビペルオキシダーゼ (HRP)、poly-HRP、アルカリホスファターゼ (AP)、PE、APC、PerCP、タンデム色素を標識するための必要な構成品が含まれています。

ワークフロー

ワークフロー

操作手順

商品ラインアップ

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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