図.フローサイトメトリーによる生存率の検出。
Live or Dead™ Fixable Dead Cell Staining Kits *Blue Fluorescence* (品番:22600) を用いてJurkat細胞の生存率を検出した。
細胞を3.7%ホルムアルデヒドで固定後、フローサイトメトリーで解析した。生細胞(緑)と死細胞(加熱処理、赤)はPacific Blueチャンネルで区別された。
生細胞集団と死細胞集団は容易に区別され、未固定の細胞を用いても同様の結果が得られた。
細胞の生存率を定義するパラメーターとして、細胞膜の完全性、ミトコンドリアの膜電位(ΔΨm)、細胞内のエステラーゼ活性などがありますが、これらを総合的に用いることで、生細胞と死細胞の区別、細胞の生存率の決定、化合物の細胞毒性のスクリーニングなどが可能になります。
これらのパラメータは、生細胞エステラーゼ基質と細胞不透過性DNA結合色素の2つの蛍光試薬を組み合わせて、サンプル集団内の生細胞と死細胞を2色で識別する、AAT Bioquest社のLive or Dead™ Cell Viability Assayの検出原理の基礎となるものです。
また、フローサイトメトリーの読み値から生細胞と死細胞の集団を区別するためのLive or Dead™ Fixable Dead Cell Staining Kitもございます。