
図1. グルタチオンの用量反応。
GSHとTotal (GSH + GSSG)の用量反応をAmplite™ Fluorimetric Glutathione GSH/GSSG Ratio Assay Kit (品番:#10056) で測定した。 青:GSHのみ存在下。赤:1:1のGSH/GSSGの存在下。
健康な細胞や組織では、グルタチオンは 還元型(GSH)と酸化型(GSSG)の2つの状態で存在しています。還元型のGSHは、活性酸素種(ROS)を中和する重要な抗酸化物質です。そのため、生体試料中のGSH/GSSG濃度をモニターすることは、細胞や組織の酸化ストレスを評価する上で有用なツールとなっています。
安静時の細胞のGSHとGSSGのモル比は通常100:1以上となっていますが、細胞が酸化ストレスにさらされると、GSSGが蓄積し、GSH/GSSG比は10:1、さらには1:1まで低下することもあります。
AAT Bioquests社のキットは、高感度なワンステップのアッセイで、シグナルは蛍光マイクロプレートリーダーで簡単に読み取ることができます。