Aldosterone ELISA キットは、動物種に関係なく血漿・血清・尿中のアルドステロンを、比色法により定量的に測定できる ELISA キットです。
アルドステロンを高感度に測定可能 Aldosterone ELISA キット
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背景
アルドステロンとは、副腎皮質のコレステロールから合成されるステロイドホルモンです。アルドステロンは腎臓と肝臓で代謝され、ナトリウムとカリウムのバランスをコントロールする重要なミネラルコルチコイドとして機能します。副腎によるアルドステロンの合成と分泌は、主にレニン‐アンジオテンシン‐アルドステロン系(RAAS)によって調節されます。RAASは、血圧調節、腎血行動態、ナトリウム量恒常性に関与する主な調節系として知られています。一般的にレニン(血漿)とアルドステロン(血清)の測定が原発性アルドステロン症と続発性アルドステロン症を鑑別するために用いられています。
原発性アルドステロン症(高アルドステロン症)は、一般的には腎臓の過形成または腫瘍などにより、レニン:アルドステロン比が非常に低くなり、ナトリウムの貯留と血圧上昇を引き起こすことが知られています。また、二次性アルドステロン症は、RAAS作用機序を刺激する心不全や腎動脈疾患などの外的状態によるアルドステロンの過剰産生により、腎血流量を減少させます。
ラットでは、アルドステロンや塩分が細胞内シクロオキシゲナーゼ-2、オステオポンチン、MCP-1の発現を増加させることが示されているため、RAASは増殖性や炎症性シグナル伝達を介して血管および心臓リモデリングに直接影響すると考えられています。
核ホルモン受容体の薬理学的モジュレーションは、RAASに対する新しい標的治療薬の安全性および有効性の研究に有用です。
特長
- 高感度検出(4.7 pg/ml)
- 他のステロイドホルモンとの交差反応性はほとんどなし
- ヒト、げっ歯類の血清・血漿サンプルで検証済み
- 半定量的なウェスタンブロット分析と比較して、完全な定量が可能
仕様
交差性 | サンプルタイプ | 感度 | 測定範囲 |
---|---|---|---|
種問わず | 血漿、血清、尿 | 4.7 pg/ml | 3.9-250 pg/ml |
使用例
図1 スタンダードカーブ
Aldosterone ELISA キット
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Aldosterone ELISA kit | ENZ | ADI-900-173 | 96 WELL |
¥85,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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