Amplite™比色または蛍光L-乳酸アッセイは、細胞溶解物、体液、増殖培地などの生体サンプル中のL-乳酸を定量するためキットです。また、Amplite™比色および蛍光D-乳酸アッセイも、生体サンプル中のD-乳酸の定量分析に利用可能です。それらは、Amplite™L−乳酸アッセイと同様の同定方法を利用し、同程度の感度を得られます。

乳酸とは、2つの光学異性体:L−乳酸およびD−乳酸からなるキラル分子です。 動物では、酵素乳酸デヒドロゲナーゼは、発酵などの代謝プロセス中にピルビン酸から乳酸への変換を触媒します。細胞生理学および動物生理学を研究するとき、乳酸レベルをモニターすることは、組織酸素要求と利用との間のバランスを評価するためのバイオマーカーとして役立ちます。血中には両方の乳酸立体異性体が存在しますが、D-乳酸はL-乳酸の濃度の1〜5%でしか見られません。ヒトにおいて、高レベルのD-乳酸は典型的な細菌感染または短腸症候群に起因します。D-乳酸レベルが異常に高くなると、敗血症、虚血、アシドーシスおよび脳症のような重篤な状態を示すことが知られています。
本酵素結合アッセイでは、デヒドロゲナーゼは乳酸からピルビン酸塩への変換を触媒します。この酸化反応に付随して、補因子NAD+のNADHへの同時還元が起こります。NADHのレベルは、サンプル中のL-乳酸またはD-乳酸の濃度に比例したシグナルを発するABD社のNADHセンサーを使用して特異的にモニターされます。このアッセイでは、吸光マイクロプレートリーダー(A575 nm/A605 nmの比)または蛍光マイクロプレートリーダー(Ex / Em = 540 / 590 nm)を用いて、シグナルを検出します。
図.1 Amplite™ 比色L-乳酸アッセイキットによるL-乳酸の用量反応
96ウェル白色クリアプレート使用/ インキュベーション時間 1時間
SpectraMax Plusマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定
100 µL反応量において、4 µMのL-乳酸を検出
図.2 Amplite™ 蛍光L-乳酸アッセイキットによるL-乳酸の用量反応
96ウェル黒色プレート使用/ インキュベーション時間 1時間
Geminiマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定
100 µL反応量において、1.4 µMのL-乳酸を検出
図.3 Amplite™ 比色D-乳酸アッセイキットによるD-乳酸の用量反応
96ウェルホワイトクリアプレート使用/ インキュベーション時間 1時間
SpectraMax Plusマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定
100 µL反応量において、4 µMのL-乳酸を検出
図.4 Amplite™ 蛍光D-乳酸アッセイキットによるD-乳酸の用量反応
96ウェル黒色プレート使用/ インキュベーション時間:1時間
Geminiマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定
100 µL反応量において、1.4 µMのL-乳酸を検出
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Amplite(R) Colorimetric L-Lactate Assay Kit![]() |
ABD | 13815 | 200 TEST |
¥72,000 |
Amplite(R) Fluorimetric L-Lactate Assay Kit![]() |
ABD | 13814 | 200 TEST |
¥72,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Amplite(R) Colorimetric D-Lactate Assay Kit![]() |
ABD | 13811 | 200 TEST |
¥72,000 |
Amplite(R) Fluorimetric D-Lactate Assay Kit![]() |
ABD | 13810 | 200 TEST |
¥72,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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