フローサイトメトリ―、免疫沈降、NK細胞のdepletionなどの実験におススメ アシアロGM1ポリクローナル抗体（ラビット抗マウス / ラット）

Cedarlane社の抗アシアロGM1ポリクローナル抗体は、マウスとラットのナチュラルキラー細胞(NK細胞)に反応します。
また、マウス単球（NK細胞を含まない肝細胞、骨髄、胎児肝細胞、ヌードマウスの脾臓細胞）、マクロファージ、胎児胸腺細胞に対してもわずかな反応性を示します。 Cedarlane社の抗アシアロGM1抗血清は、様々な系統のマウスやラットの細胞でNK活性を消去することが確認されています。

本製品は、フローサイトメトリー、免疫組織化学的検査(凍結切片、ホルマリン固定パラフィン切片)、免疫沈降、NK細胞のdepletionといったアッセイに適しております。

抗体のInjectionについて ▼

マウスへの投与：

10〜50µl（約20µl）※20µlの用量を用いて50回注射することが可能です。
正確な投与量は、製品に同封されている滴定データと試験の内容から決定してください。

1回目の注射で4日間効果が持続することがありますが、徐々に効果が薄れていくことがあります。したがって、2週間の試験では3〜4回の注射が必要です。

Days (incubation)	0	5	10	14
Injection	1st	2nd	3rd	4th

 

ラットへの投与：

50〜250 µl（マウスの4-5倍の量が必要。）
ラットの健康状態と体重を考慮する必要があります。投与量を決定するためにNK活性を測定することを推奨します。

 

1. 抗NK細胞への活性測定手順
In vitroでの使用 ▼
1. ターゲットの細胞の準備
• 10％FCSを含むRPMI 1640中にYAC-1細胞5×10⁶を懸濁する。
2. エフェクター細胞の準備
• BALB/cマウスにpolyinosinic- polycytidylic acid soduim salt solution（RPMI 1640にポリI:C (500µg/ml)を加えた溶液）を0.2ml注入する。
• 遠心(1000rpm ,10分間)、その後、上清を廃棄する。
• 沈殿した脾臓細胞を溶血するためにチューブに0.83％NH₄Clを追加する。
• 遠心(1000rpm ,10分間)、その後、上清を廃棄する。10mlのRPMI1640を添加し、細胞を洗浄する。洗浄手順をもう一度繰り返す。
• 細胞を2.5×10⁷ cells/mlに調整する。
3. エファクター細胞の処理
• ターゲット細胞の懸濁液をRPMI 1640で1：50、1：100、1：200の比率に希釈します。
• エフェクター細胞懸濁液0.5mlを遠心チューブに入れる。1000rpmで10分間遠心分離し、上清を捨てる。
• 上記各チューブに希釈したターゲット細胞懸濁液0.5mlを加え、よく混ぜる。
• 37℃、5%CO₂の条件で、30分間インキュベート。
• 1000rpmで10分間遠心し、上清を捨てる。
• エフェクター細胞にRPMI 1640の0.5 mlを添加し、コントロールを準備する。よく混ぜて懸濁液を作る。
• Cedarlane Low-Tox® Guinea Pig ComplementをRPMI 1640で1:10に希釈し、希釈した補体をエフェクター細胞懸濁液に添加し、良く混ぜる。
• 37℃、5%CO₂の条件で、30分間インキュベート。時々攪拌する。
• 1000rpmで10分間遠心し、上清を捨てる。
• 1mlの非働化済みのFCSを加え、混和する。
4. 活性測定(n=2)
• マイクロプレートの各ウェルに100µlのターゲット細胞の懸濁液を加える。
• 各ウェルに未処理のサンプル、希釈したサンプル、および補体を持つエフェクター細胞のサンプルを各100µlずつ配置する。
• 未処理のサンプル、希釈したサンプル、および補体を含むエフェクター細胞のサンプルを各ウェルに100µlずつ入れる。
• spontaneous Cr release測定のために、不活性化10％FCSを含むRPMI 1640の100µlをウェルに追加します。
• maximum Cr releaseを測定のために、0.5 ml のエフェクター細胞懸濁液を 1000 rpm で 5 分間遠心する。上清を捨て、1.0 ml の滅菌水を加える。
• マイクロプレートとチューブにカバーする。その後、37℃、5%CO₂内で、10時間インキュベートする。
• オートガンマカウンターを用いて、各反応混合物100µlの放射能を測定する。
• 次の式を使用して％Lysisを算出する。
  
In vivoでの使用 ▼
1. ターゲット細胞の準備：5×10⁶個のTAC-1細胞を10%のFCS含有のRPMI1640培地に懸濁する。
• 10％FCSを含むRPMI 1640中にYAC-1細胞5×10⁶を懸濁する。
2. エフェクター細胞の準備；RPMI 1640でサンプルを1：2、1：4、および1：8の比率に希釈する。
• 希釈したサンプル0.2mlをBALB/cに注射する。(N=3)
• RPMI 1640でウサギ血清を1：2に希釈し、0.2 mlをBALB / cマウスに注入する。
• 3日後、脾臓を摘出し、RPMI 1640を使用して懸濁液を準備する。
• 1000rpmで10分間遠心分離し、上清を捨てる。
• 沈殿した脾臓細胞を溶血するため、チューブに0.83％NH₄Clを追加する。
• 1000rpmで10分間遠心分離し、上清を捨てる。
• 沈殿した細胞を洗浄するためにチューブにRPMI 1640の10mlを追加する。同じ手順で洗浄を繰り返す。
• 1000rpmで10分間遠心し、細胞を回収する。不活化10％FCSを含むRPMI 1640を添加し、細胞数を2.5×10⁷cells/mlに調整する。
3. 活性測定(n=2)
• マイクロプレートの各ウェルに100µlのターゲット細胞の懸濁液を加える。
• 各ウェルに未処理のサンプル、希釈したサンプル、および補体を持つエフェクター細胞のサンプルを各100µlずつ配置する。
• 未処理のサンプル、希釈したサンプル、および補体を含むエフェクター細胞のサンプルを各ウェルに100µlずつ入れる。
• spontaneous Cr release測定のために、不活性化10％FCSを含むRPMI 1640の100µlをウェルに追加します。
• maximum Cr releaseを測定のために、0.5 ml のエフェクター細胞懸濁液を 1000 rpm で 5 分間遠心する。上清を捨て、1.0 ml の滅菌水を加える。
• マイクロプレートとチューブにカバーする。その後、37℃、5%CO₂内で、10時間インキュベートする。
• オートガンマカウンターを用いて、各反応混合物100µlの放射能を測定する。
• 次の式を使用して％Lysisを算出する。
  

 

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