本製品は、レンチウイルス粒子を作製するために必要なレンチウイルスベクターのミックス品です。
レンチウイルス粒子を作製する際には、下記3種類のコンポーネントが必要です。
- 目的のインサート配列(cDNA、shRNA、miRNA)を含むレンチウイルスベクター
- 必須ウイルス構造タンパク質をすべて含むパッケージングベクター(1もしくは2種類)
- 水疱性口内炎ウイルスGタンパク質(Vesicular Stomatitis Virus Glycoprotein:VSV-G)を発現するエンベロープベクター
本ベクターミックスと目的のインサート配列を含むレンチウイルスベクターを、トランスフェクション試薬と併せて培養細胞の培地に加えることで、目的のウイルス粒子を作製することができます。
※第二世代のレンチウイルスベクター(TAT依存性)では、第三世代のパッケージングシステムにはご使用いただけません。Applied Biological Materials社で販売されているレンチウイルス発現ベクターはすべてTAT非依存性であり、5’LTR上流にRSVプロモーターのキメラ型を持つ第三世代のベクターです。