Arg8-バソプレシン測定ELISAキットは、血清・血漿・組織培養培地中の Arg8-バソプレシン(Arg8-Vasopressin)を定量的に検出できる高感度なキットです。
本キットは競合法によるイムノアッセイで、オーバーナイト+1時間で結果が得られます。吸光度 450 nm で比色法により検出します。
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アルギニンバソプレシン(AVP)は、視床下部の大細胞性ニューロンで産生されるホルモンで、アミノ酸9個からなるノナペプチドです。腎臓で抗利尿作用を示し、全身では血管収縮・血液量・血圧の調節因子として機能します。AVPは、7回膜貫通型のGタンパク質共役受容体(GPCR)である V1a (V1)、V1b (V3)、V2 受容体に結合することで作用します。
V1b 受容体は、下垂体前葉において副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の放出を刺激するだけではなく、視床下部において副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)の放出に関与します。V1b 受容体は、Gq/11αサブユニットへの結合を介してホスホリパーゼCを活性化し、セカンドメッセンジャーとして機能するホスホイノシチドを介して細胞内 Ca2+ を放出します。V1b 受容体の過剰発現は、副腎皮質刺激ホルモン分泌腺腫の一般的なマーカーとなります。
腎集合管にある V2 受容体は、アデニリルシクラーゼ活性を刺激し、水チャネル(アクアポリン)を介して水の再吸収を調節します。
図1 スタンダードカーブ
検体 | 交差反応性 |
---|---|
Arg8-バソプレシン | 100% |
Lys8-バソプレシン | 9.8% |
オキシトシン | <0.001% |
TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン) | <0.001% |
VIP(血管作用性小腸ペプチド) | <0.001% |
ロイシンエンケファリン | <0.001% |
メチオニンエンケファリン | <0.001% |
メソトシン | <0.001% |
シクロソマトスタチン | <0.001% |
バソトシン | 4.8% |
デスモプレシン | 3.1% |
Ser4, Ile8-オキシトシン | <0.001% |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Arg8-Vasopressin ELISA kit | ENZ | ADI-900-017A | 96 WELL |
¥112,000 |
Arg8-Vasopressin ELISA kit | ENZ | ADI-901-017A | 5*96 WELL |
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