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研究用

エピトープコンサルテーション:キャリアコンジュゲーション

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合成ペプチドは小さな分子のため、そのままでは抗原として認識され難く、抗体が産生されません。そこでキャリアタンパク質と呼ばれる抗原性の強いタンパク質にペプチドを結合させて免疫を行う必要があります。
一般的に使用されるキャリアタンパク質は下記の通りです。

  • KLH(スカシガイ由来ヘモシアニン)
  • BSA(ウシ血清アルブミン)
  • OVA(卵白アルブミン)

免疫を行って得られる血清にはキャリアタンパク質に対する抗体も多く含まれますので、バックグラウンドを低減するためにも抗原の由来と遠うキャリアタンパク質を選択することをお勧めします。例えば、哺乳類であればKLH、甲殻類であればBSA などがより好ましいと言えます。

キャリアタンパク質とペプチドの結合方法はいくつか選択可能ですが、安定して結合でき実績が最も多いMBS 法をお勧めしています。

  • MBS 法
  • EDC 法
  • クリックケミストリー法
  • グルタルアルデヒド法

キャリアコンジュゲーションの問題点

ペプチドとキャリアタンパク質を結合させる際に、ペプチド配列によってはコンジュゲーション方法が制限される場合があります。MBS 法ではペプチド鎖中のシステイン残基の側鎖チオール基を利用しますが、ペプチド鎖中に2つ以上のシステインがある場合、どちらのシステインも反応に使われてしまい、良い結果が得られません。また、システインを介してペプチド同士がダイマーとなり、キャリアタンパク質と結合し難くなることもあります。EDC 法はアミド結合でのコンジュゲーションとなりますが、やはりペプチド同士やキャリアタンパク質同士の結合が起こり得ます。こういった場合、免疫を行っても力価が上がり難くなります。

当社で合成したペプチドはMS 測定やHPLC 測定により純度がはっきりしていますが、コンジュゲーション後のペプチド‐キャリアタンパク質複合体は分子量が格段に大きく、MS 測定やHPLC 測定が困難です。そのためコンジュゲーションがどの程度の効率で完了しているのかを正しく判断することは難しくなっています。

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ご質問・ご不明の点は下記までお問い合せください。

TEL:   03-5632-9744
FAX:   0134-61-2295
E-mail: peptide-ab@cosmobio.co.jp

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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