トータルコレステロールアッセイキットは、血清、血漿、細胞ライセート、組織ホモジネート中の総コレステロール量を簡単に測定するアッセイです。コレステロールエステラーゼ存在下で、両フォーム(遊離コレステロールおよびコレステリルエステル)のコレステロールを測定できます。エステラーゼ非存在下で、遊離コレステロールのみ測定できます。
トータルコレステロール測定アッセイ(比色/蛍光)
- カテゴリから探す > シグナル伝達 > メタボリックシンドローム > 肥満/代謝
- 研究分野から探す > 代謝 > 脂質代謝研究 > コレステロールの測定
背景
コレステロールとは?
コレステロール(Cholesterol)は、真核生物において、血流中で生産され、血流を通して輸送される脂質ステロールです。細胞膜構造、ホルモン、細胞シグナリングに使用される重要な化合物であり、動物細胞の構造で浸透性と流動性を維持するために必要不可欠な成分です。また、コレステロールは、胆汁酸、ビタミンD、ステロイドホルモンの前駆物質で、ステロイドホルモンには副腎ホルモンのコルチゾール、アルドステロン、性ホルモンであるプロゲステロン、エストロゲンおよびテストステロンが含まれます。コレステロールは、リポタンパク質に内包されて体内で運搬されます。
リポタンパク質は、特定の組織に輸送する脂質を指示するための細胞特異的なシグナルを有します。そのため、リポタンパク質は、密度に基づいて血液内の異なる形態で存在します。リポタンパク質には、キロミクロン、超低比重リポタンパク質(VLDL;very-low density lipoprotein)、低比重リポタンパク質(LDL;low-density lipoprotein)、中間比重リポタンパク質(IDL;intermediate-density lipoprotein)、高比重リポタンパク質(HDL;high-density lipoprotein)などがあります。比重が低いものほど、脂質含量がより高くなります。
コレステロールは、2つのフォーム、遊離アルコールおよびコレステロールの輸送と保存に優れた形態である脂肪コレステリルエステルとしてリポタンパク質内で存在します。
リポタンパク質の循環レベルを測定することは、脂質輸送障害の診断に重要です。コレステロールおよびコレステリルエステルの上昇(高コレステロール血症:hypercholesterolemia)はアテローム性動脈硬化症および心疾患などの循環器疾患と関連します。また、低い値(低コレステロール血症:hypocholesterolemia)は、がん、うつ病、または呼吸器疾患に関連が示唆されています。
特長
- 感度: 100nM
- 操作時間たったの30 分間
構成内容
- 96 ウェルマイクロプレート
- コレステロールスタンダード
- 希釈液
- 蛍光プローブまたは発色プローブ
- HRP
- コレステロールエステラーゼ
- コレステロールオキシダーゼ
原理(蛍光アッセイ)
実験例
トータルコレステロール測定アッセイ(比色/蛍光)
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Total Cholesterol Assay Kit (Colorimetric) | CBL | STA-384 | 192 ASSAY |
¥132,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Total Cholesterol Assay Kit | CBL | STA-390 | 192 ASSAY |
¥132,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
- 「トータルコレステロール測定アッセイ(比色/蛍光)」は、下記のカテゴリーに属しています。
-
- カテゴリから探す > シグナル伝達 > メタボリックシンドローム > 肥満/代謝
- 研究分野から探す > 代謝 > 脂質代謝研究 > コレステロールの測定