CD5 を特異的に検出する「UltraMAB® 抗体」です。免疫組織染色(IHC)に最適です。
背景
CD5 / NM_014207
CD5は分化集団であり、B-1細胞とよばれるIgM分泌型B細胞のサブセットとT細胞に存在する。B-1細胞は、末端デオキシヌクレオチドトランスフェラーゼ(TdT)をもたないことからB細胞受容体の多様性を限定しており、おそらく自己活性型である。CD5は、B-1細胞が非常に強い刺激(例:細菌性タンパク質)によってのみ活性化し正常組織タンパク質により活性化を受けないよう、BCRからの活性化シグナルを緩和する。CD5はT細胞に対する免疫組織化学マーカーとして優れている。約76%におよぶT細胞新生物においてCD5の発現が報告されていると同時に、慢性リンパ性白血病細胞、有毛細胞白血病細胞、マントル細胞リンパ腫細胞からも検出されている。皮膚のT細胞リンパ腫では発現がみられず、本タンパク質発現の欠損を悪精度の指標として利用できる。T細胞の急性リンパ性白血病においてCD5がみられない場合、比較的まれではあるものの、予後不良と関連する場合がある。
製品データ
![]() 図.1 パラフィン包埋したリンパ節組織をanti-CD5 マウスモノクローナル抗体を使って免疫組織化学染色(Clone UMAB9, 1:100 希釈) |
![]() 図.2 パラフィン包埋したヒトリンパ腫組織をanti-CD5 マウスモノクローナル抗体を使って免疫組織化学染色(Clone UMAB9, 1:100 希釈) |
![]() 図.3 Jurkat 細胞をCD5 マウスモノクローナル抗体を用いて免疫蛍光染色(UM500009、緑色)。アクチン線維はTRITC- ファロイジン(赤色)ラベルし、核はDAPI 染色(青色)した。 |
![]() 図.4 9種の細胞株の可溶化液(35ug)をanti-CD5 モノクローナル抗体を使ってウェスタンブロット解析(Clone UMAB9) |
詳細情報
遺伝子名 | Homo sapiens CD5 molecule (CD5) | ||
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別名 | LEU1; T1 | ||
抗原 | Full length human recombinant protein of human CD5 (NP_055022) produced in HEK293T cell. | ||
バッファー | PBS (PH 7.3) containing 1% BSA, 50% glycerol and 0.02% sodium azide. | ||
クローン | UMAB9 | アイソ タイプ |
IgG1 |
交差種 | Human | 濃度 | 0.5〜1.0 mg/ml (Lot Dependent) |
精製 | Purified from mouse ascites fluids by affinity chromatography (Protein A or G Sepharose) | ||
適用 | WB, IHC, IF, FC | 推奨 希釈条件 |
WB 1:2000, IHC 1:150, IF 1:100, FLOW 1:100, IF 1:100, |
CD5 / NM_014207 UltraMAB® 抗体
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Anti CD5, UltraMAB(R), Human (Mouse) , UMAB9![]() |
ORG | UM570009 | 30 UL [0.40 mg/ml] |
¥75,000 |
Anti CD5, UltraMAB(R), Human (Mouse) , UMAB9![]() |
ORG | UM500009 | 100 UL [0.40 mg/ml] |
¥204,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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