COVID-19 のリコンビナントタンパク質、ｃDNA、ライセート、抗体をご用意 SIN社2019年型コロナウイルス研究試薬

Sino Biological社では、2019年型コロナウイルスの研究用試薬をご提供しております。

COVID-19 は、2020年1月12日に世界保健機関によって命名されたコロナウイルス2019-nCoV によって引き起こされています。この新しいウイルスはBetacoronavirus Genus に属し、SARS CoV (2003) および MERS CoV (2012) も含まれています。配列から、2019-nCoV はMERS-CoV (40 %) よりも SARS-CoV (70 %) に類似していることが明らかになっています。他のコロナウイルス同様、2019-nCOV のゲノムは、スパイクタンパク質、エンベロープタンパク質、膜タンパク質、ヌクレオカプシドタンパク質をコードします。

コロナウイルスのスパイク (S) 糖タンパク質

スパイクタンパク質は、2つのサブユニット、S1 および S2 からなる大きな I 型膜貫通型タンパク質です。S1 は主に、細胞表面の受容体を認識する受容体結合ドメイン (RBD) が、S2 には膜融合に必要な要素が含まれています。Sタンパク質は、中和抗体およびT細胞応答の誘導、ならびに防御免疫において重要な役割を果たします。スパイクタンパク質の主な機能は次のように要約されます。

• 受容体結合と膜融合の媒介
• 宿主範囲とウイルスの特異性の決定
• 中和抗体と結合する主成分
• ワクチン設計の主要なターゲット
• 遺伝子組換えまたは受容体結合ドメイン (RBD) の変異を介した異種宿主間の伝達による、より高い死亡率への変移

コロナウイルスのスパイク (S) 糖タンパク質には、宿主細胞の特定の受容体にのみ結合する突起があります。S1に結合する既知の受容体は以下の通りです。

コロナウイルスのスパイク (S) 糖タンパク質は、感染時の宿主細胞への結合に不可欠です。
2019-nCoV は、ヒトACE2受容体を介してヒト呼吸上皮細胞に感染すると報告されています。

コロナウイルスのヌクレオカプシド

コロナウイルスは、プラス鎖RNAゲノムの、らせん対称のヌクレオカプシドを持つエンベロープウイルスです。核タンパク質の局在は、ウイルス感染した初代細胞及び Nタンパク質を発現するプラスミドをトランスフェクトされた細胞の両方において、細胞質、核小体、核内構造で見られます。コロナウイルスの Nタンパク質はRNA合成時に必要で、テンプレートスイッチに関わっているとされる RNAシャペロン活性を持ちます。会合の間に Nタンパク質はウイルスRNAに結合し、らせん状ヌクレオカプシドの形成を助けます。ヌクレオカプシドタンパク質は高度な免疫原性のリン酸タンパク質で、ウイルスゲノム複製や細胞シグナル伝達調節に関わっています。Nタンパク質はその配列の保存性と強い免疫原性から、コロナウイルスの診断ツールとして選ばれています。

Sino Biological社は感染症研究に専念しています。同社は、配列が公開された直後に、cDNAクローン、抗原、抗体など、nCoV研究に関連するツールの開発を開始しました。同社が提供する組換え抗原には、完全長Sタンパク質 (ECD)、S1サブユニット、S2サブユニット、S1 RBD、および Nタンパク質が含まれます。

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