抗アセチルリジン(Acetyl Lysin)抗体は、リジン残基のε-アミノ基が、翻訳後修飾によってアセチル化されたタンパク質を認識・検出します。
Cytoskeleton社は、独自のアセチル化タンパク質混合物を使用して、幅広くアセチル化タンパク質を検出できる、認識能の高い抗アセチル化リジン抗体を開発しました。IP(免疫沈降法)、WB(ウエスタンブロット)、ChIP(クロマチン免疫沈降)、IF(蛍光抗体法)でご使用いただけます。
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抗アセチルリジン(Acetyl Lysin)抗体は、リジン残基のε-アミノ基が、翻訳後修飾によってアセチル化されたタンパク質を認識・検出します。
Cytoskeleton社は、独自のアセチル化タンパク質混合物を使用して、幅広くアセチル化タンパク質を検出できる、認識能の高い抗アセチル化リジン抗体を開発しました。IP(免疫沈降法)、WB(ウエスタンブロット)、ChIP(クロマチン免疫沈降)、IF(蛍光抗体法)でご使用いただけます。
タンパク質のアセチル化は、同時翻訳または翻訳後修飾(PTM)として起こります(1)。同時翻訳によるアセチル化は、約85%の哺乳動物タンパク質のN末端で起こり、不可逆的で、タンパク質の安定化、局在化、合成に重要であると考えられています(1)。翻訳後のアセチル化は、リジン残基のε-アミノ基で起こり、可逆的で、クロマチン構造、転写、代謝、シグナル伝達、細胞骨格調節を含む複数の細胞イベントにおける重要な調節因子として知られる、非常に動的なPTMです(2-3)。これまでに、4,000を超えるタンパク質が、PTMアセチル化のターゲットとして同定されています(3)。本抗体は、翻訳後修飾されたアセチル化リジンを検出します。
本抗体は 10 ng の化学的にアセチル化されたBSAを認識し、感度は他社製品と同等であった。他社製品と異なり、アセチル化されていないBSAに交差反応性を示さない。
本抗体と他社製品を使用して、ヒストンタンパク質のIPを行った。IP実験において、本抗体は明らかに優位性を示した。1チューブで約20回のIPアッセイに使用できる。
ヒト類表皮癌 A431細胞を、TSAで処理し、染色を行った。(上)TSA未処理、(下)TSA処理(5 mM、12 時間)。アセチル化された細胞質および核タンパク質を緑色蛍光で可視化した。未処理のコントロールに対し、TSA処理したサンプルでは、アセチル化された微小管ネットワークがはっきりと観察できる。核の蛍光強度は、核内にアセチル化タンパク質が多量に存在することを示す。
クロマチンをA431細胞から調製し、TSA(5 mM、4 時間)処理を行った。細胞を 1% ホルムアルデヒドで10分間固定し、本抗体(1:100希釈)を用いて、酵素でせん断されたクロマチンを免疫沈降した。ハウスキーピング遺伝子GAPDHのプロモーター領域をプライマー対で増幅し、PCR産物を 2% アガロースゲル電気泳動で解析した。
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Anti Acetyl Lysine (Trial size), (Mouse) , 3C6.08.20![]() |
CYT | AAC01-S | 25 UL [1 x 25 μl] |
¥34,000 |
Anti Acetyl Lysine, (Mouse) , 3C6.08.20![]() |
CYT | AAC01 | 200 UL [2 x 100 μl] |
¥125,000 |
Anti Acetyl Lysine (Mouse) ![]() |
CYT | AAC02 | 2*100 UL |
¥125,000 |
Anti Acetyl Lysine (Trial size) (Mouse) ![]() |
CYT | AAC02-S | 1*25 UL |
¥34,000 |
Anti Acetyl Lysine (Mouse) ![]() |
CYT | AAC03 | 2*100 UL |
¥125,000 |
Anti Acetyl Lysine (Trial size) (Mouse) ![]() |
CYT | AAC03-S | 1*25 UL |
¥34,000 |
Anti Acetyl Lysine (Mouse) Horseradish Peroxidase![]() |
CYT | AAC03-HRP | 1*100 UL |
¥141,000 |
Anti Acetyl Lysine (Trial size) (Mouse) Horseradish Peroxidase![]() |
CYT | AAC03-HRP-S | 1*25 UL |
¥48,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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