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記事ID : 43452
研究用

迅速なAAV力価決定に Dip'n'Check AAV ラテラルフローテスト

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インタクトなAAVカプシド(キャプシド)をセロタイプごとに20分で迅速に検出する半定量的なイムノフローサンドイッチアッセイです。 粗溶解物や精製済AAVを用いて、濃度を容易に推定・比較することが可能です。
1.0E+08 〜 1.0E+10 カプシドの検出範囲で、2倍の濃度差を明確に検出します。

 

背景

アッセイ原理

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ラテラルフローテストは、毛細管力によって重なり合った毛細血管床を液体サンプルが移動する現象に基づいています。サンプル中の特定の物質の存在の分析は、アフィニティークロマトグラフィーの原理と同様です。
試験紙の表面には、特定の物質の存在有無について陽性もしくは陰性の視覚的な結果を示す反応性分子が含まれています。ラテラルフローテストには、金コロイドなどの視覚的タグ標識を持つ目的分子に特異的に結合する抗体で構成されたコンジュゲートが一般的に用いられてます。
分析するサンプルは、試験紙(テストストリップ)にアプライする前に、コンジュゲートと共に事前にインキュベートし、目的分子とコンジュゲートを結合させます。そしてアプライ後、このターゲットとコンジュゲートの複合体を補足する固定化試薬を含むテストラインに達するまで、試験紙に沿って複合体が移動していきます。複合体が結合することで視覚的タグがテストライン上に蓄積し、視覚的な変化を示します。

Dip'n'Check AAVの場合、目的分子の存在は赤紫色で確認できます。テストラインとは対照的に、試験の有効性を示すために、コントロールラインは目的分子の存在有無を問わず現れなければなりません。

 

特長

  • AAV製造過程や下流工程を分析するための高い信頼性を持つ工程管理が可能
  • 20分以内に迅速に結果が得られます
  • AAVカプシドの力価を迅速に推定・比較することが可能
  • 粗溶解物または精製済AAVサンプルなどに対応
  • セロタイプ特異的:各AAVカプシド変異体に対するAAV粒子抗体の結合親和性を分析可能
  • 検出範囲: 1.0E+08 〜 1.0E+10 カプシド

構成内容

  • AAVテストストリップ
  • ランニングバッファー
  • チューブ
  • 抗体コンジュゲートA、B

プロトコル概要

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4ステップのワークフロー
AAVサンプルは二つの異なるAAV抗体と共に事前にインキュベートされ、金コンジュゲートとカップリングし、テストラインで固定化されます。Dip’n’Check AAVキットは、完全に会合したAAVカプシドのみと結合するセロタイプ特異的なAAV粒子抗体です。この二つの抗体コンジュゲートをランニングバッファーとAAVサンプルと等量で混合し、抗体と結合させるために10分インキュベートします。次に、テストストリップを溶液に入れてコンジュゲートパッドで金ナノ粒子と複合体を形成させ、テストラインとコントロールラインまで毛細管力により溶液を移動させます。

 

Dip'n'Check AAV ラテラルフローテスト

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Dip'n'Check AAV1 and AAV6詳細データ PGN PR5216 25 TEST
¥55,000
Dip'n'Check AAV2 and AAV3詳細データ PGN PR5223 25 TEST
¥55,000
Dip'n'Check AAV8詳細データ PGN PR5208 25 TEST
¥55,000
Dip'n'Check AAV9詳細データ PGN PR5209 25 TEST
¥55,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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