サイズ排除クロマトグラフィー (SEC) は、タンパク質やリポタンパク質などの混入物質をほぼ完全に除去し、良好な回収率で複雑な生体試料から EVs を 1 つのステップで分離する最も効率的な方法と言われています。Immunostep 社では、血漿、血清、尿、脳脊髄液などの体液から EVs を分離するための 70nm および 35nm SEC カラムを開発しました。
特長
プロトコール
※ご注意 本動画の字幕(日本語)は、ご参照用となります。正確な内容につきましては、音声(英語)をご確認ください。
パフォーマンスデータ
図1. (A) カラムからの各画分に含まれる EVs とタンパク質の量。タンパク質 (BCA) と小胞 (FACS CD63+/CD9+) の含有量の比較。
(B) 溶出画分のフローサイトメトリー分析。Stain Index = (MFI Positive-MFI background 2σ background)
(C) SEC 画分を SD-PAGE にロードし、非還元条件下で抗 CD9 (VJ1/20) を用いて テトラスパニンCD9のウエスタンブロットを行った。
図2. SECカラムで血漿から回収したEVsのNanoSight分析。SEC によって分離された EVsは、高い純度を示す。
(A) SEC7012カラム (70-1000 nm) のデータ。
(B) SEC3512カラム (35-350 nm) のデータ。
図3. 競合カラムとの比較。回収率の点で Immunostep社のカラムの方が優れたパフォーマンスを示した。
(A) 様々な種類のカラムで分離した粒子の直径を比較したデータ。
(B) 血漿 (500 μl) を精製して得られた濃度 (粒子/ml)。
図4. 定量 RT-PCR によるエクソソーム miRNA レベルの分析。QIAGEN ハンドブックの指示に従い miRNA を抽出し、RT-PCR を実行して cDNA を取得。その後 qPCR または定量的 PCR を実行した。カラムのプロトコールは RNA の抽出や RT-PCR を妨げず、サンプル中に存在する内因性 miRNA miR-126-3p、miR-19a-3p、および miR16-5p の検出を可能にした。
エクソソーム分離カラム (SEC)
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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