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研究用

わずか 25ul のサンプルで最大274種類のタンパク質を検出! 抗体アレイ「G-シリーズ」(蛍光検出/ガラススライド)

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サイトカイン同時検出抗体アレイ「G-シリーズ」(蛍光検出/ガラススライド)

ガラススライド抗体アレイ「Gシリーズ」は、化学発光を利用した膜アレイ「Cシリーズ」に次ぐ、“第二世代” のアレイプラットフォームです。

抗体アレイ「Gシリーズ」は、75mm x 25mm の ガラスチッププラットフォームを利用しており、低容量のサンプルでも容易なハンドリングを実現します。ガラススライドアレイは、蛍光シグナルで検出します。蛍光シグナル検出は、化学発光による検出と比較して広いダイナミックレンジで測定できます。抗体アレイGシリーズは、特に、非常に限られたサンプル量(1アレイあたり最低 10 μl )での測定や測定サンプル数が多いプロジェクトに最適です。一日あたり数十のアレイを一人の技術者によって試験できます。さらに、スライドチャンバーアセンブリは、多くの自動化されたアレイ処理システムと互換性があり、少ない作業時間でハイスループットな試験を可能にします。

 

 

 RayBiotech 抗体アレイ概要・選択ガイドはこちら

使用目的

抗体アレイを用いる研究分野

  • サイトカイン発現のハイスループットプロファイリング
  • 薬物開発における潜在的なターゲット分子の同定
  • 薬物作用の分子機構の同定
  • 疾患プロセスに関与する重要な因子の同定
  • 疾病予測や疾病管理のためのバイオマーカー探索
  • 疾患の分子分類のための発現パターン探索

特長

  • 高感度(pg/ml から ng/mL)
  • 広い検出範囲(1000倍の検出範囲で検出します)
  • 多様なサンプルに適用可能
  • ハイスループット
  • 少ないサンプル必要量:1アレイあたり わずか10 µl
  • アレイ毎に専用ソフトウェアを無償提供いたしますので弊社までお問い合わせください。
    データを分析するためには、ソフトウェアは必ずしも必要ではありませんが、エクセルの方程式のセットアップをする必要が無く、最終的な定量までより早く行えます。

構成内容

  • サイトカイン抗体アレイガラススライド(1スライドあたり 4または8アレイ)
  • ビオチン化検出抗体
  • HiLytePlus™ 555 Fluor標識ストレプトアビジン
  • ブロッキングバッファー
  • 20×洗浄バッファーI
  • 20×洗浄バッファーII
  • 2×細胞ライシスバッファー
  • G-シリーズ抗体アレイアクセサリー*
  • マニュアル

*アクセサリー:16ウェルインキュベーションチャンバー(ガスケット、保護カバー、snap-on スライド、接着フィルム付き)
*RayBiotech社抗体アレイのアクセサリー品はこちらよりご覧いただけます。

測定原理(ワークフロー)

膜ベースの「Cシリーズ」抗体アレイと同様に、 「Gシリーズ」抗体アレイはサンドイッチELISAを原理とします。Gシリーズのアッセイでは、捕捉抗体は標準的な組織スライド上にスポットされており、ブロッキング後にサンプルとアレイをインキュベートします。続く洗浄ステップで非特異的タンパク質を除去し、ビオチン化検出抗体カクテルとインキュベートして蛍光標識ストレプトアビジンで検出します。シグナルは、蛍光スキャナーで検出します。

 蛍光スキャナーのリストについてはこちらを参照ください。

 

抗体アレイ「G-シリーズ」の原理およびワークフロー
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技術情報・テクニカルノート

ELISAとの比較

  • より多くのデータを少ないサンプル量で取得可能 ‐ G-シリーズ抗体アレイは、ELISAより少ないサンプル量で、ハイコンテントスクリーニングを実施できます。わずか50μl(希釈後)のサンプルから、最大40種類のバイオマーカータンパク質を検出することができます。(As little as 10 µl original sample!)
  • サイトカインの網羅的発現解析 ‐ 抗体アレイを用いたスクリーニングは、サイトカインシグナル伝達に関連する主要な要因、病気のメカニズムやバイオマーカーを発見するためのチャンスを向上させます。
  • 高い感度 ‐ G-シリーズアレイの場合、わずか 4 pg/ml のMCP-1を検出できます。一方、Raybio社のMCP-1ELISAアッセイの感度は40pg/ml です。
  • 広い検出範囲 ‐ 典型的なELISAは、100〜1000倍の濃度範囲を検出するのに対し、RayBiotech 社のアレイは、例えばIL-2の場合、25〜250,000 pg/ml という10,000倍の濃度範囲で検出することができます。 
  • より高い精度 ‐ デンシトメトリーによって決定したところ、スポットのシグナル強度のアレイ間の変動係数(CV)は、 ELISA試験(CV=10-15%)と比較して、5〜10%です。
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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