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記事ID : 36024
研究用

リン酸化 熱ショック転写因子 HSF1 Ser326 を高感度に測定可能 HSF1, phospho Ser326 ELISA キット

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HSF1, phospho Ser326 ELISA キットは、リン酸化熱ショック転写因子 HSF1 Ser326 を比色法により定量的に測定できる ELISA キットです。

背景

HSF1(Heat shock transcription factor 1)とは、熱ショック遺伝子のプロモーター領域中の熱ショックエレメント(heat shock elements:HSEs)に結合し、熱ショックタンパク質(heat shock proteins:Hsps)の発現を調節する転写因子です。HSF の多くは、HSE との結合に必要な DNA 結合ドメインを N 末端に持ち、また三量体の形成に必須の疎水性反復を持つことが知られています。酵母の HSF やヒトの HSF4 を除いて、多くの HSF が有するC末端側の短い疎水性反復は、三量体化の抑制に必要であると考えられています。

高等真核生物において HSF1 は、ストレスを受けていない細胞では主にびまん性の細胞質や核に局在しますが、熱ショックやその他のストレスにさらされると、数秒以内に核内に移行します。

HSF1 は翻訳後修飾(リン酸化と SUMO 化)を受けることが知られています。Ser230、Ser326、および Ser419 のリン酸化は HSF1 活性を促進しますが、Ser303、Ser307、および Ser308 のリン酸化は活性を阻害します。

特長

  • 高感度測定(61 pg/ml)
  • デュプリケートで最大40サンプルまで、3時間で測定可能
  • Ready-to-use の試薬とプレコートプレート入り

仕様

交差性 サンプルタイプ 感度 測定範囲
Human 細胞ライセート、組織抽出液 61 pg/ml 0.39 - 12.5 ng/ml

使用例

HSF1 の誘導
図1 ヒト HeLa細胞 および マウス 3T3 細胞における HSF1 pSer326 の誘導

HSF1, phospho Ser326 ELISA キット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
HSF1, phospho Ser326 ELISA kit詳細データ ENZ ADI-900-199 96 WELL
¥130,000

【関連商品】

製品使用文献

  1. Deregulation of DNA-dependent protein kinase catalytic subunit contributes to human hepatocarcinogenesis development and has a putative prognostic value: M. Evert, et al.; Br. J. Cancer 109, 2654 (2013), Application(s): ELISA using nuclear extracts

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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