- 3Dカプセル封入、2次元培養に対応
- 様々な培養フォーマットに対応(6〜368ウェルプレート、組織培養インサート、T字型フラスコなど)
- 様々な量、タイプのECM タンパクを組み込むことが可能
- ゲルの硬さ、ゲル化の時間などのゲル化特性をカスタマイズ可能
動物由来成分不含
HyStemハイドロゲルは、チオール修飾ヒアルロン酸(Glycosil®)とチオール反応性架橋剤(ポリエチレングリコールジアクリレート、Extralink®-Lite)の2つの成分で構成されているため、ゼノフリーです。HyStemの製造に使用されるヒアルロン酸は、枯草菌(Novozymes社)を用いた独自のバクテリア発酵法で製造されています。動物由来の原料を100%使用せず、製造にも動物由来の原料を使用していません。Extralink(ポリエチレングリコールジアクリレート)は、ポリエチレングリコール(PEG)ポリマーの両末端にアクリレート基を付加したものです。PEGは石油や無機物を原料としており、動物由来の原料は使用していません。
ゲル化
再構成されたHyStemコンポーネントは、15〜37°Cで数時間液体の状態が維持されます。ハイドロゲルは、架橋剤であるExtralink®-Lite(PEGDA)をGlycosil®(チオール修飾ヒアルロン酸)の混合物に加えることで形成されます。混合後、約20分でゲル化します。低温や低pHに依存するステップはございません。リン酸緩衝生理食塩水(PBS)や細胞培養液で希釈すると、ゲル化の時間が長くなります。
3D Cell Recovery Matrix
細胞の回収が重要なアプリケーションには、代替の架橋剤PEGSSDAがすべてのHyStemハイドロゲルキットで使用できます。この架橋剤は、Extralinkと同様の利点に加え、容易に還元できる内部結合を含むという利点があります。これにより、細胞の生存率に影響を与える可能性のある遅い酵素法の代わりに、RNA分析やフローサイトメトリーなどのアプリケーションのために、ハイドロゲルから単一の細胞やクラスターを迅速かつ容易に回収することができます。