INDIGO Bioscience社のLive Cell Multiplex (LCM) Assayは、生細胞数を蛍光的に定量します。核内受容体アッセイキットと組み合わせたご利用が可能で、試験化合物を添加した核内受容体レポーター細胞の生細胞数を高感度に定量します。
核内受容体レポーターアッセイシステムを使用した化合物スクリーニングでは、試験化合物によっては、誤って核内受容体を阻害し、レポーター細胞に分裂停止、アポトーシス、壊死、または溶解が生じてしてしまう場合があります。従って、本製品をご使用いただければ、核内受容体アッセイの正確な検証が可能です。

核内受容体アッセイキットと組み合わせてご使用いただける生細胞定量キット! 生細胞定量キットLive Cell Multiplex (LCM) Assay
Indigo社;核内受容体アッセイキットと組み合わせてご使用いただける生細胞定量キット
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特長
● 生細胞数を高感度に定量
● Calcein-AMを使用(励起波長/蛍光波長=492/513 nm)
● 核内受容体アッセイの正確な検証が可能
キット内容
1×96-well用、5×96-well用、10×96-well用の3種類のサイズをご用意しております。
● LCMA Buffer
● LCMA Substrate, 300x
プロトコール

図1. プロトコール
蛍光ベースのLCMアッセイと発光ベースの核内受容体アッセイは、同じウェル上でアッセイ可能です。青文字は、LCMアッセイ部分、黒文字は、96ウェル核内受容体レポーターアッセイ部分を表します。
試験例

図2 . LCMアッセイを使用したFXRアゴニストの解明(dose-response)
(a). F XRレポーター細胞に、GW4064およびCDCAを投与しFXRアッセイを行った。GW4064は、CDCAと比較して高い効果を示した。
(b). LCMアッセイによって、レポーター細胞はGW4064に影響されないことが示された。したがって、FXR活性の低下は細胞毒性によるものではない。
(c). CDCAは600μM以上で、23時間後には完全な細胞死を誘発する。したがって、FXRアッセイの濃度依存的な低下は、CDCA誘発性細胞毒性に起因する。
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。