本製品は、組織抽出物、血漿、および細胞培養上清におけるヒトウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子(Urokinase-type Plasminogen Activator: uPA)の定量的測定を目的としています。本アッセイでは、受容体結合uPAおよびPAI-1やPAI-2と複合体を形成したuPA複合体をはじめ、単鎖uPA(sc-uPA、pro-uPA)およびHMW-uPA形態のウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子の全てを認識します。
背景
uPAはもともとヒト尿より単離されましたが、血液や様々な組織の細胞外基質にも存在します。
uPAはセリンプロテアーゼであり、プラスミノーゲンがその主要な生理学的基質です。プラスミノーゲンからプラスミンへの活性化により、線溶系カスケードとフィブリン分解が惹起されます。uPAは細胞外腫瘍マトリックスの分解にも関与し、細胞増殖、浸潤、および転移の力学にも関連づけられています。sc-uPAは酵素的に不活性な単鎖形態で腫瘍細胞より分泌され、腫瘍細胞表面の受容体に結合します。Sc-uPAはセリンプロテアーゼ(プラスミン、血漿カリクレイン、トリプシン)、メタロプロテアーゼ(サーモリシン)、またはシステインプロテアーゼ(カテプシンBとL)により酵素的に活性な二重鎖分子に変換されます。
特長
サンプル | 組織培養上清、組織の界面活性剤抽出物 |
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サンプル調製 | 組織培養上清によって希釈率が異なる 1:20希釈(血漿) 1:20希釈(組織抽出物) |
サンプル容量 | 100 µLの希釈サンプル |
アッセイ時間 | 22時間、一晩の一次培養 |
標準範囲 | 0 - 1.0 ng/mL |
検出限界 | 0.025 ng/mL |
精度 | アッセイ内 CV = N.D. アッセイ間 CV = N.D. |
試験数 | 96 |
構成内容
- 抗ヒト uPA IgGコート済み96ウェルマイクロプレート
- 6バイアル:uPA標準物質、0 - 1.0 ng/mL(凍結乾燥)
- 2バイアル:検出抗体、ビオチン化抗-ヒトuPA (凍結乾燥)
- 1バイアル:酵素コンジュゲート、ストレプトアビジン-西洋ワサビペルオキシダーゼ、60 µL
- 1バイアル:酵素コンジュゲート希釈液、20 mL(凍結乾燥)
- 1バイアル:基質、TMB、11 mL
- 1バイアル:界面活性剤、25% Triton X-100、12 mL
- 2パック:PBS緩衝液、pH 7.4(凍結乾燥)
製品データ
IMUBIND® uPA ELISAキット
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品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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販売終了 |
【関連情報】
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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