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研究用

BIOMEDICA社 抗凝固および血栓止血学研究用ツール

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BioMedica(BDX)社

BioMedica(BDX)社は、止血と血栓症の診断ソリューションに焦点を当て、血液凝固と診断に関連した製品を開発および製造するカナダの会社です。

本特集では、BDX社の血液凝固に関連した抗凝固および血栓止血学研究用ツールをご紹介いたします。

  1. 抗凝固療法研究用ツール
  2. 出血プロファイル(Bleeding Proflie)研究用ツール
  3. フォン・ヴィレブランド(vWF)病研究用ツール
  4. D-ダイマー研究用ツール
  5. 血栓症リスクマーカー研究用ツール

商品ラインアップ

1. 抗凝固療法研究用ツール

抗凝固療法の役割は、凝固因子の活性を遮断することです。抗凝固剤は、凝固カスケード内の特異的標的を遮断するものもあります。血漿中の第IIa因子(FIIa:トロンビン)、第Xa因子(FXa)、および他の凝固セリンプロテアーゼに対する抗トロンビンIII(AT-III)の阻害的効果は、ヘパリンにより数千倍にまで増大します。この阻害は、ヘパリンの抗凝固効果を説明できます。また、血小板第4因子(PF4)は強力な抗ヘパリン活性を有し、高い親和性でヘパリンに結合します。

2. 出血プロファイル(Bleeding Proflie)研究用ツール

出血プロファイル(Bleeding Profile)は、血液凝固異常の検出を目的としたスクリーニング試験(活性化部分トロンボプラスチン時間、プロトロンビン時間、トロンビン時間、フィブリノゲン、D-ダイマー)です。凝固カスケードの経路を基に、凝固因子における欠損や異常、凝固因子に対する阻害剤の存在、抗凝血薬の有効性、遺伝性疾患、重篤な感染や肝臓障害の同定が行われます。凝固第VII因子(FVII)は、血液凝固の外因系経路における最初の酵素前駆体であり、プロテアーゼにより酵素前駆体が切断され活性化されます。第VII因子はまた、第VIIa因子(FVIIa)による自己活性化を受けます。FVIIaが組織因子と複合体を形成すると、亢進された酵素複合体が形成され血液凝固を急速に促進します。

3. フォン・ヴィレブランド(vWF)病研究用ツール

フォン・ヴィレブランド病 (VWD) は、最も一般的な遺伝性出血性疾患の一つであり、過剰な粘膜出血と高分子量フォン・ヴィレブランド因子(vWF)活性が異常に低レベルであることが特徴です。

4. D-ダイマー研究用ツール

D-ダイマーは架橋フィブリン分解産物(XL-FDP)であり、血餅が線維素溶解(線溶)で分解された後に血液中に存在する小さなタンパク質断片です。D-ダイマーレベル測定は血餅の有無を示す上で有用です。

5. 血栓症リスクマーカー研究用ツール

過去に血栓性イベント(脳卒中などの血栓や出血などが関連する事象)や血栓症の家族歴がある人にとって、凝固因子の確認は状態の診断に非常に重要です。天然の抗凝固剤である抗トロンビンIII、プロテインC、およびプロテインSの欠損、および活性化プロテインC抵抗性といった因子の変異により、表在性静脈血栓症(SVT)、深部静脈血栓症(DVT)、および肺塞栓(PE)といった静脈血栓症を引き起こす可能性があります。血管内皮より放出される特異的凝固因子であるトロンボモジュリンと組織因子経路阻害因子(TFPI)より、内皮機能障害に関する情報が得られます。血栓が分解しないことで止血が妨害された場合、プラスミノーゲン(PLG)レベルとプラスミノーゲン活性化因子阻害剤1型(PAI-1)の水準から患者の状態に関する情報が得られる可能性があります。がん患者における血栓症の機構には、腫瘍細胞、患者自身、および止血性体系における複雑な相互関係が関与します。腫瘍は組織因子の発現により凝固を活性化することがあります。

PAP:plasmin/alpha-2-antiplasmin(プラスミン阻害剤であるalpha-2-antiplasminとプラスミンの複合体)
FPA: Fibrinopeptide A/フィブリノペプチドA(トロンビンによる切断により、フィブリノゲンの末端より放出されるペプチド)
uPA :Urokinase-type Plasminogen Activator/ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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