本製品は、ベントナイト吸着ヒト血漿またはFPAが存在する可能性のあるあらゆる液体中のヒトフィブリノペプチドA(FPA)を測定するための競合ELISA法(CELIA)です。
背景
フィブリノペプチドA(Fibrinopeptide A:FPA)は、分子量1536 の16アミノ酸残基からなるペプチドで、トロンビンの切断によりフィブリノゲンAα鎖のアミノ末端から放出されます。フィブリノゲン分子ごとに2分子のFPAが放出されます。FPAの血液レベルの上昇はトロンビン活性が過剰であることを示唆します。
特長
サンプル | 専用抗凝固剤を添加し採取した血漿 |
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サンプル調製 | ベントナイト処理した血漿を1:2 希釈 |
サンプル容量 | 200 µLの希釈サンプル |
アッセイ時間 | 3時間 |
標準範囲 | 0 - 10 ng/mL |
精度 | アッセイ内 CV = N.D.、 アッセイ間 CV = N.D. |
試験数 | 96 |
構成内容
- ヒトフィブリノペプチドAプレコート96ウェルマイクロプレート
- 1バイアル:ベントナイト懸濁液、ready to use、50 mL
- 1バイアル:2% Tween 20、ready to use、5 mL
- 1バイアル:サンプル希釈液、ready to use、50 mL
- 3バイアル:FPA標準物質(凍結乾燥)
- 3バイアル:ウサギ抗ヒトFPA抗体(凍結乾燥)
- 3バイアル:抗ウサギIgG HRP IC(免疫コンジュゲート)、(凍結乾燥)
- 1バイアル:コンジュゲート希釈液、ready to use、25 mL
- 1バイアル:洗浄液、20倍濃縮、50 mL
- 1バイアル:TMB基質(ペルオキシダーゼ基質)、25 mL
- 1バイアル:抗凝固剤溶液、ready to use、20 mL
- 1バイアル:停止液、0.45 M硫酸、ready to use、6 mL
プロトコール概要
- スタンダード/サンプルの添加
- 室温にて1時間インキュベーション
- 洗浄
- 抗ウサギIgG HRP IC(免疫コンジュゲート)の添加
- 室温にて1時間インキュベーション
- 洗浄
- TMB基質の添加
- 室温にて5分間インキュベーション
- 停止液の添加、10分間静置
- 吸光度の測定(測定波長:450 nm)
製品データ
IMUCLONE™ FPA ELISAキット
【関連情報】
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
- 「フィブリノペプチドA(FPA)測定ELISAキットIMUCLONE™ FPA ELISA」は、下記のカテゴリーに属しています。