免疫組織染色とRNA-seqにて細胞の性質を検証
ioGlutamatergic Neurons の大部分はグルタミン酸作動性ニューロンで構成されており(>80%)、神経マーカーである MAP2、TUBB3、グルタミン酸トランスポーターであるVGLUT1、VGLUT2を発現しています。残りのニューロン画分はコリン作動性ニューロンマーカーを発現しています。また、bulk RNA-seq解析にて、吻側中枢神経系の特徴を示し、皮質マーカーであるFOXG1 および TBR1を発現することを確認しています。

図1
培養開始後11日目の細胞について、神経マーカーであるMAP2、TUBB3、グルタミン酸トランスポーターで あるVGLUT1、VGLUT2を抗体を用いて染色した。
他社製品と比較し低い細胞密度で播種可能

短期間で分化・成熟させることが可能
製品はグルタミン酸作動性皮質ニューロンの前駆細胞として提供されます。細胞融解後、ドキシサイクリンを添加し培養することでグルタミン酸作動性皮質ニューロンへ分化、成熟させます。

ioGlutamatergic Neuronsの同期

ioGlutamatergic Neuronsをラットアストロサイトと共培養し、64電極の微小電極アレイ (MEA) で解析した。播種後 8、13、20日目の細胞に ついて10分間計測した際のArray Wide Spike Detection Rate (AWSDR) を示す。播種後13日目で同期が見られ、20日目では同期が上昇した。