Newcells Biotech社では、iPS細胞から分化誘導して作製した神経網膜オルガノイドを用いた受託サービスを提供しております。
*ライセンスの関係上、製品としての販売はできず、受託サービスでの利用のみとなります。
Newcells Biotech社では、iPS細胞から分化誘導して作製した神経網膜オルガノイドを用いた受託サービスを提供しております。
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約150日の培養および分化誘導により作製した神経網膜オルガノイドでは、光受容細胞(Photoreceptors)、水平細胞(Horizontal cells)、双極細胞(Bipolar cells)、アマクリン細胞(Amacrine cells)、ミュラー細胞(Muller cells)、網膜神経節細胞(Ganglion cells)の存在および適切な局在を確認しています。
図1. 神経網膜オルガノイドの細胞構成
神経網膜構造模式図と各細胞種における代表的なマーカーを示す(左上)。分化日数に応じた各種構成細胞マーカーの発現レベルを評価したところ、分化誘導約150日ですべての細胞種で高い発現レベルが確認された(左下)。免疫蛍光染色による各種視細胞マーカーを評価したところ、適切なレイヤー構造が形成されていることを確認した(右)。
生存率の測定に加えて、フローサイトメトリーや免疫染色を組み合わせることで、細胞種特異的な毒性評価が可能です。
図2. 網膜オルガノイドを用いた毒性評価
網膜への障害を引き起こすことが知られている薬剤(4-hydroxytamoxifen, Thioridazine)においてのみ、生存率の低下が確認された。
お客様よりご提供いただいたiPS細胞からオルガノイドを作製し、評価することが可能です。
図3. 網膜色素変性症患者由来iPS細胞からのオルガノイド作製
PRPF31(RP11)遺伝子変異を有する網膜色素変性症患者由来iPS細胞から神経網膜オルガノイドを作製し、健常者由来神経網膜オルガノイドとの比較を行ったところ、患者由来神経網膜オルガノイドでは繊毛の長さおよび形成率の低下が確認された。また、CRIPR-Cas9により変異を修正したところ、繊毛の長さや形成率低下が回復した。
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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