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記事ID : 45702
研究用

網膜色素上皮における薬剤透過や貪食能の評価に iPS細胞由来網膜色素上皮細胞

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創薬研究ツール
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Newcells Biotech社では、iPS細胞から分化誘導して作製した網膜色素上皮細胞を用いた受託サービスを提供しております。

*ライセンスの関係上、製品としての販売はできず、受託サービスでの利用のみとなります。

特長

  • 網膜色素上皮細胞の特徴的な形態とバリア形成を確認(図1)
  • 光受容体外節(POS)の貪食能評価や疾患モデル構築が可能
  • 同社の神経網膜オルガノイドとあわせて網膜全体の評価が可能

詳細

iPS細胞由来網膜色素上皮細胞の図

図1. iPS細胞由来網膜色素上皮細胞
Transwell®上で培養したiPS細胞由来網膜色素上皮細胞は単層を形成し、高いTEER値を示した。また、網膜色素上皮細胞特有の敷石状の形態および色素沈着を確認した。

 

免疫染色によるマーカー発現の確認をした図
図2. 免疫染色によるマーカー発現確認
タイトジャンクションのマーカーであるZO-1, ナトリウム-カリウムポンプ、視細胞外節の貪食に関わるタンパク質であるMERTKの発現を確認した。

アプリケーション例

疾患モデル構築

お客様よりご提供いただいたiPS細胞からオルガノイドを作製し、評価することが可能です。


加齢黄斑変性患者由来iPS細胞からの網膜色素上皮細胞への分化誘導がなされた図
図3. 加齢黄斑変性患者由来iPS細胞からの網膜色素上皮細胞への分化誘導
加齢黄斑変性(Age-related Macular Degeneration: AMD)患者で補体因子H(Complement Factor H: CFH)の遺伝子多型を持つドナー(High risk)由来のiPS細胞から網膜色素上皮細胞への分化誘導を行い、非AMD患者かつCFH遺伝子多型を持たないドナー(Low risk)由来細胞との比較を行った。その結果、High riskドナーにおいては、微絨毛長およびミトコンドリア数の減少(A, C)、ミトコンドリアの密度および空砲の数の増加(B, D, E, F)が確認された。

関連商品・サービス

参考文献
  1. STEMCELLS 35: 2305-2320 (2017)
  2. Nature Communications volume 9, Article number: 4234 (2018)
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