アイソタイピングとは?
アイソタイピング(Isotyping)とは、動物が産生する抗体(免疫グロブリン)のクラスやサブクラス(アイソタイプ)を識別・同定する手法です。抗体にはIgG、IgA、IgMなどの主なクラスがあり、さらにマウスIgGの場合はIgG1、IgG2a、IgG2b、IgG2c、IgG3など複数のサブクラスに分かれています。
コントロールの重要性
抗体のアイソタイプを正確に把握することは、さまざまな実験において極めて重要です。特にELISA、Western blot、フローサイトメトリーなどの免疫アッセイでは、使用する一次抗体のアイソタイプに適合した二次抗体を適切に選定する必要があります。また、ポジティブコントロールやネガティブコントロールを適切に設定するためには、ターゲット特異的抗体のアイソタイプの把握が不可欠です。