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記事ID : 46566
研究用

マウス免疫グロブリンのアイソタイプを同定 アイソタイピングキット | Southern Biotechnology社

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アイソタイピングとは?

免疫グロブリンのアイソタイプ
免疫グロブリンのアイソタイプについてはコチラから

アイソタイピング(Isotyping)とは、動物が産生する抗体(免疫グロブリン)のクラスやサブクラス(アイソタイプ)を識別・同定する手法です。抗体にはIgG、IgA、IgMなどの主なクラスがあり、さらにマウスIgGの場合はIgG1、IgG2a、IgG2b、IgG2c、IgG3など複数のサブクラスに分かれています。

 

コントロールの重要性

コントロールの重要性
免疫アッセイにおけるコントロールの重要性についてはコチラから

抗体のアイソタイプを正確に把握することは、さまざまな実験において極めて重要です。特にELISA、Western blot、フローサイトメトリーなどの免疫アッセイでは、使用する一次抗体のアイソタイプに適合した二次抗体を適切に選定する必要があります。また、ポジティブコントロールやネガティブコントロールを適切に設定するためには、ターゲット特異的抗体のアイソタイプの把握が不可欠です。

 

商品概要

Southern Biotechnology社の商品は、血清、細胞上清、腹水などのサンプル中のマウスモノクローナル抗体のアイソタイプを同定することが可能なELISAベースのアイソタイピングキットです。標識抗体としてHRPまたはAP(アルカリホスファターゼ)を用いたラインアップがあり、また、C57BL/6マウス由来の抗体用も取り揃えています。さらに、ポジティブコントロールとしてお使いいただける、マウスイムノグロブリンパネル(品番5300-01、品番5300-01B)の取り扱いもあります。

アプリケーション

  • 抗体産生ハイブリドーマのセレクションの一次スクリーニング
  • サブクローニング後の抗体作製のためのハイブリドーマ二次スクリーニング
  • アイソタイプスイッチバリアントの選別・単離

 

構成品

  一般用キット C57BL/6用キット
アイソタイピングキット イムノグロブリンパネル
(ポジティブコントロール)
アイソタイピングキット イムノグロブリンパネル
(ポジティブコントロール)
品番 5300-04(AP標識)
品番 5300-05(HRP標識)
品番 5300-01 品番 5300-04B(AP標識)
品番 5300-05B(HRP標識)
品番 5300-01B
マウスIgA
(AP/HRP標識)

(非標識)

(AP/HRP標識)

(非標識)
マウスIgG1
(AP/HRP標識)

(非標識)

(AP/HRP標識)

(非標識)
マウスIgG2a
(AP/HRP標識)

(非標識)
   
マウスIgG2b
(AP/HRP標識)

(非標識)

(AP/HRP標識)

(非標識)
マウスIgG2c    
(AP/HRP標識)

(非標識)
マウスIgG3
(AP/HRP標識)

(非標識)

(AP/HRP標識)

(非標識)
マウスIgM
(AP/HRP標識)

(非標識)

(AP/HRP標識)

(非標識)
マウスκ
(AP/HRP標識)
 
(AP/HRP標識)
 
マウスλ
(AP/HRP標識)
 
(AP/HRP標識)
 
マウスIg
(非標識 と AP/HRP標識)
 
(非標識 と AP/HRP標識)
 
pNPP基質 / ABTS基質
pNPP基質/ABTS基質
 
pNPP基質/ABTS基質
 

マウスモノクローナル抗体アイソタイピングキット/イムノグロブリンパネル

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Clonotyping System/AP, Mouse, Alkaline Phosphatase詳細データ SBA 5300-04 1 KIT
¥122,000
Clonotyping System/HRP Isotyping System, Mouse, Horseradish Peroxidase詳細データ SBA 5300-05 1 KIT
¥114,000
Clonotyping System/Mouse Ig standard Panel, Mouse, Unlabeled詳細データ SBA 5300-01 1 KIT
¥46,000
SBA Clonotyping System-C57BL/6-AP, Mouse, Alkaline Phosphatase詳細データ SBA 5300-04B 1 KIT
¥123,000
SBA Clonotyping System-C57BL/6-HRP, Mouse, Horseradish Peroxidase詳細データ SBA 5300-05B 1 KIT
¥115,000
C57BL/6 Mouse Immunoglobulin Panel, Mouse, Unlabeled詳細データ SBA 5300-01B 1 KIT
¥54,000

 

推奨されるアイソタイピングプロトコル (品番 5300-04)

※最新・詳細なプロトコールにつきましては、必ずデータシート外部リンクをご参照ください。

  1. 捕捉抗体を5~10 µg/mLの濃度になるように pH 8.2のBBSまたはpH 7.4のPBSで希釈し、ELISAプレートの各ウェルに0.1 mLずつ加えます。免疫に使用した抗原をコーティング試薬として使用することも可能です。
  2. プレートにフタまたはラップをかけ、湿潤環境下で2〜8℃にて最低12時間インキュベートします。
  3. ウェル内の液を捨て、0.05% Tween® を含むBBS(またはPBS)で3回洗浄します。再度ウェルを空にし、1%ウシ血清アルブミン(BSA)を含むBBS(またはPBS)を加えます。
  4. 抗体がコートされたプレートを室温で最低1時間静置し、ウェル内の未結合部位をブロックします。
  5. ウェル内の液を捨て、3回洗浄します。
  6. 各ウェルにハイブリドーマの上清を0.1 mLを加え、プレートにフタをし、室温で1時間穏やかに振とうしながらインキュベートするか、または2〜8℃で一晩インキュベートします。
  7. ウェル内の液を捨て、3回洗浄します。
  8. APで標識された検出抗体をBBS/BSAで1:250~1:1500に希釈し、プレートの適切なウェルにコンジュゲートを0.1mL加え、プレートを覆い、室温で1時間穏やかに振とうしながらインキュベートするか、または2〜8℃で一晩インキュベートします。
  9. ウェル内の液を捨て、5回洗浄します。
  10. 基質バッファーの調製を行います。具体的には、ガラス機器によって2回蒸留を行った400 mLの水に24.5 mg の MgCl2・6H2O と 48 mL のジエタノールアミンを加えます。5N塩酸でpHを9.8に調整し、蒸留水で500 mLにメスアップします。
  11. 1 mg/mLの基質溶液を調製します。(例:5 mgの錠剤1個 + 5 mLの基質バッファー)プレートの各ウェルに0.1 mL加えます。
  12. 基質を加えた後、各ウェルの吸光度を405 nmで測定します。

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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