
本培地は、ヒト胎児腎細胞由来293細胞(例:Expi293F細胞,293T細胞等)の浮遊、攪拌培養用の培地です。293細胞を利用した組換えタンパク質発現等の生産にご利用いただけます。
本培地は、ヒト胎児腎細胞由来293細胞(例:Expi293F細胞,293T細胞等)の浮遊、攪拌培養用の培地です。293細胞を利用した組換えタンパク質発現等の生産にご利用いただけます。
評価した細胞(Expi293F細胞)は、本培地にアダプテーションして使用しました。
【培養条件】
播種密度 :0.4x105 cells/mL
培養容器 :125 mL flask
培地量 :20mL
培養方法 :振とう培養(回転数 135 rpm)
培養環境 :37°C,5% CO2
図1.
表記の条件で、本培地 (KP293 type 2) および比較用培地(Medium A)で培養した。
培養 3 日目には 3x106 cells/mL 以上の細胞増殖が認められ、10 継代安定して培養できた。
図2.
Polyplus® FectoPro® transfection kit を用いて、GFP Plasmid をトランスフェクションした。GFP の発現細胞数はフローサイトメーターで測定した。
トランスフェクション後 24時間及び48時間の蛍光イメージ図。24時間後には76.5%、48 時間後には87.7%の GFP 発現率が認められた。
【トランスフェクション条件】
試薬 : FectoPro® Reagent
細胞数 : 2.0-2.5×106cells/mL
Cell viability > 95%
試藥量 : 1.2 uL/mL
DNA 量 : 0.8 ug/mL
HC:LC(比率) : 1:2
培地量 : 30 mL
添加剤 : FectoPro® Booster 0.4 ul/mL
(トランスフェクション1時間後)
振とう速度 : 135 rpm
培養環境 : 37°C, 5% CO2
図3.
表記の条件で、トランスフェクションを行い、培養 3日目および5日目のIgG の発現量を Octet Qke システム(Protein A)で測定した。本培地を用いた場合、3日目には90 mg/L以上、5日目には 140mg / L以上のIgGの発現が認められた。
図4.
表記の条件で、本培地(KP293 type 2) とPEI MAX®(Polysciences社 品番:24765)を使用したトランスフェクションを行い、培養5日目のIgGの発現量をOctet Qke システム(Protein A)で測定した。5日目には 100mg / L以上のIgGの発現が認められた。
本品は、L-Alanyl-L-Glutamineを含有しておりますので、別途L-Glutamineの添加の必要はありません。
可能です。方法を知りたい場合はお問い合わせください。
Expi293F、293T細胞です。今後、実施例を増やしていく予定です。
本品は、冷蔵、遮光条件で保存してください。
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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KP293 type 2 Expression medium | KYO | 29335 | 1000 ML |
¥31,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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PEI MAXTM - Transfection Grade Linear Polyethylenimine Hydrochloride (MW 40,000)![]() |
PSI | 24765-100 | 100 MG |
¥44,000 |
PEI MAX - Transfection Grade Linear Polyethylenimine Hydrochloride (MW 40,000)![]() |
PSI | 24765-1 | 1 G |
¥361,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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