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研究用

肝臓スフェロイドを用いた肝毒性評価 InSphero社 肝毒性評価サービス
ヒト肝臓スフェロイドを用いた肝毒性評価

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創薬研究ツール
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InSphero社3D InSight™ Liver Microtissuesは、3種の細胞(Hepatocyte, Endothelial cells, Kupffer cells)からなる肝臓スフェロイドです。代謝酵素の活性や毛細胆管の形成など肝臓の性質を安定的に維持することができ、最大4週間の長期培養が可能です。
InSphero社では、3D InSight™ Liver Microtissuesを用いた肝毒性評価サービスを提供しており、毒性予測のみならず、種差検討、作用機序解析など、幅広い対応が可能です。

図1:3D InSight™ Liver Microtissues
図1: 3D InSight™ Liver Microtissues
肝細胞、内皮細胞、クッパー細胞の3種類の細胞を用いてスフェロイドを作製。

特長

  • 2Dでの評価と比べて高感度に肝障害リスクの予測が可能
  • トランスクリプトーム解析などの網羅的解析や特定の作用機序に関する評価メニューが備わっており、肝障害の作用機序解析もサポート
  • ヒト以外の各動物種(ラット、マウス、イヌ、サル)の3D肝臓スフェロイドを用いて、種間差を評価可能。種特異的な毒性反応を比較評価します。

データ例

INP_InSight_04.jpg
図2: 肝毒性評価
肝毒性リスクが報告されている薬剤であるTroglitazoneおよびSimvastatin を評価した結果、3D InSight™ Liver Microtissuesを用いた評価(暴露期間:14日間)では肝毒性が確認されたが、ヒト初代肝細胞を用いた従来法(暴露期間:48時間)では検出できなかった。(human Liver Microtissues:hLiMT、Primary Human Hepatocyte :PHH)

INP_liver-safety_fig3.jpg
図3: 作用機序解析評価例
CYP450阻害剤ABT1有無における細胞生存率変化(左)およびLDH放出量(右)を比較することで、CYP450による代謝産物の毒性寄与を評価した。Aflatoxin B1においては、ABT1存在下において、濃度依存的な細胞生存率低下、およびLDH放出が顕著に抑えられたことで、CYP450による代謝反応がAflatoxin B1毒性発現に関与することが示された。

INP_liver-safety_fig4.jpg
図4: 異なる動物由来肝臓スフェロイドを用いた種間差評価
ヒト・サル・ラット・イヌそれぞれの細胞由来肝臓スフェロイドを用いてChlorpromazineとFialuridineの評価を行った。いずれの動物種でも肝毒性を示すことが報告されているChlorpromazineでは、種間差は認められなかったのに対して、ヒト特異的に肝毒性を示すことが報告されているFialuridineでは、ヒトにおいてのみ細胞生存率の大幅な低下が確認された。

文献情報

  • 肝障害予測
    ・Fäs, L., Chen M., Tong W. et al. Physiological liver microtissue 384-well microplate system for preclinical hepatotoxicity assessment of therapeutic small molecule drugs. Toxicological Sciences 203, 79?87 (2025).
    ・Proctor, W.R., Foster, A.J., Vogt, J. et al. Utility of spherical human liver microtissues for prediction of clinical drug-induced liver injury. Arch Toxicol 91, 2849?2863 (2017).
  • 肝毒性作用機序解析
    ・Shinozawa, T., Miyamoto, K. et al. TAK-994 Mechanistic Investigation into Drug-Induced Liver Injury. Toxicological Sciences, January 2025.
    ・Bajaj, P., Brennan, R. J. et al. Transcriptomic Analysis in Liver Spheroids Identifies a Dog-Specific Mechanism of Hepatotoxicity for Amcenestrant. January 2025.
  • 肝毒性の種差検討
    ・Bajaj, P., Brennan, R. J. et al. Transcriptomic Analysis in Liver Spheroids Identifies a Dog-Specific Mechanism of Hepatotoxicity for Amcenestrant. January 2025.

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