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記事ID : 15824
研究用

抗酸化作用で注目のトマト成分 リコペン(Lycopene)

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LKT Laboratories社では、抗酸化作用などで注目されているトマト成分リコペン(リコピン/Lycopene)を販売しています。

背景

リコペンについて

LKT_tomato.gif

リコペン(リコピン/Lycopene)は、果物や野菜に存在するカロテノイドの一種で、その主な栄養源としてトマトがよく知られています[1]。

リコペンは抗酸化物質として作用し、光酸化損傷から細胞を保護します[2]。また、化学的に誘発されたラット膀胱腫瘍形成を阻害することが見出されています[3]。ヒトでは、トマト食品の消費が前立腺癌のリスク低下と関連付けられており、食品リコピンの存在に起因することが示唆されています[4]。したがって、リコピンは化学的予防薬剤としても検討が行われています。また、食物中のリコピンは、化学的に誘導されたラット肝臓の前腫瘍病巣を減少させることが報告されています[5]。リコピンを添加した食餌をSHN 処女マウスに与えたところ、自発的な乳腺腫瘍の発達が大幅に抑制されることが見出されており[6]、血清リコピン濃度は、女性における乳癌リスクの低下と関連付けられています[7]。リコピンの化学予防的特性は、その抗酸化性質に起因している可能性が示唆されています[8]。あるいは、リコペンなどのカロテノイドがギャップジャンクションコミュニケーションを向上させるという相関性が見出されており、C3H/10T1/2細胞において化学的誘導性の悪性形質転換を阻害します[9]。

特長

CAS RN® 502-65-8 リコペン(Lycopene)
Product ID L9609
Product Name Lycopene
Synonym all-trans-Lycopene; Lycopene 7
Formula C40H56
Formula Wt. 536.88
Melting Point 172oC-173oC
Purity ≥90%
参考文献

1. Gartner C, Stahl W, Sies H. Am. J. Clin. Nutr. 66:116-122 (1997).
2. Rousseau EJ, Davison AJ, Dunn B. Free Radic. Biol. Med. 13:407-433 (1992).
3. Okajima E, Tsutsumi M, Ozono S. Jpn. J. Cancer Res. 89:22-26 (1998).
4. Clinton SK, Emenhiser C, et al. J. Cancer Epidemiol. Biomarkers Prev. 5:823-833 (1996).
5. Astorg P, Gradelet S, Berges R, Suschetet M. Nutr. Cancer 29:60-68 (1997).
6. Nagasawa H, Mitamura T, et al. Anticancer Res. 15:1173-1178 (1995).
7. Dorgan JF, Sowell A, Swanson CA, et al. J. Cancer Causes Control 9:89-97 (1998).
8. Buitti E, Munoz N, Kato I, et al. Int. J. Cancer 65:317-322 (1996).
9. Zhang LX, Cooney RV, Bertram JS. Carcinogenesis, 12:2109-2114 (1991)

リコペン(Lycopene)

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Lycopene詳細データ LKT L9609 1 MG
¥46,000
Lycopene詳細データ LKT L9609 5 MG
¥136,000
Lycopene詳細データ LKT L9609 10 MG
¥196,000
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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