LYSO-ID® 検出キットに含まれる LYSO-ID®Green 色素は、生細胞の酸性オルガネラ (エンドソーム、リソソーム、分泌小胞など) に自発的に局在し、
緑色蛍光を発する、細胞透過性の小分子プローブです。マルチカラーイメージングや検出アプリケーションにおいて、一般的なUV、可視光励起可能な蛍光色素、様々な蛍光タンパク質と組み合わせて簡単に使用できます。
また、短期・長期どちらの追跡研究にも適しています。可視光スペクトルのFITC領域で放出し、光退色、濃度消光、および光変換に対して高い耐性があります。
LYSO-ID®Green 検出キットは、RFP発現細胞株、および青色、シアン色、またはオレンジ色の蛍光タンパク質 (BFP、CFP、OFP) を発現する細胞で
使用するために特別に設計されています。リソソームの摂動因子であるクロロキンは、リソソームの数と量の変化をモニタリングするための
ポジティブコントロールとして提供されています。また核の対比染色も含まれています。
構成内容
- LYSO-ID® Red 検出試薬もしくは LYSO-ID® Green 検出試薬
- Hoechst 33342 核染色試薬
- Chloroquine Control
- 10 X アッセイバッファー
アプリケーション例
図1 LYSO-ID® Red検出試薬による染色画像
未処理 (A)、クロロキン処理細胞 (B) の蛍光顕微鏡画像。弱塩基性の細胞浸透性化合物クロロキンで20時間前処理された細胞は、リソソーム様小胞の数と量が劇的に増加していることが分かる。
図2 優れた光安定性
LYSO-ID® Red色素(A)は、他社のリソソーム染色(B)とは異なり、緑色蛍光に光変換せず、GFP構築物と組み合わせた場合や他の多色細胞分析応用に特に有用。
図3 LYSO-ID® Green 検出試薬による蛍光顕微鏡画像
未処理 (A)、クロロキン処理細胞 (B) の蛍光顕微鏡画像。弱塩基性の細胞浸透性化合物クロロキンで20時間前処理された細胞は、リソソーム様小胞の数と量が劇的に増加していることが分かる。
LYSO-ID® Red 検出キット (GFP-CERTIFIED®) / Green 検出キット
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
LYSO-ID(R) Red detection kit (GFP CERTIFIED(R)) | ENZ | ENZ-51005-500 | 1 KIT [500 assays] |
¥70,000 |
LYSO-ID(R) Red detection kit (GFP CERTIFIED(R)) | ENZ | ENZ-51005-0100 | 100 TEST |
¥32,000 |
LYSO-ID(R) Green detection kit | ENZ | ENZ-51034-K500 | 1 KIT [500 assays] |
¥68,000 |
LYSO-ID(R) Green detection kit | ENZ | ENZ-51034-0100 | 100 TEST |
¥32,000 |
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