モノクローナル抗体による特異的なホットスタート&超低エラーレート！ MegaFi™ Pro Fidelity DNA Polymerase

図1. MegaFi™ Pro Fidelity DNA Polymerase (品番：#G886, #G887) を用いたPCR増幅
1％アガロースゲルの電気泳動像。レーン1がMegaFi™ Pro Fidelity DNA Polymerase、レーン2-5は他社製品を示している。
(A)10ng, 850bpのヒトcDNAをテンプレートとした場合。
(B)0.5ng, 1.32kbpのプラスミドをテンプレートとした場合。
(C)10ng, 7.0kbpのプラスミドをテンプレートとした場合。
(D)10ng, 10.6kbpのLambda DNAをテンプレートとした場合。

図2. 様々なテンプレートからのMegaFi™ Pro Fidelity DNA Polymerase (品番：#G886, #G887) を用いたPCR増幅
１％アガロースゲルの電気泳動像。レーン1がMegaFi™ Pro Fidelity DNA Polymerase、レーン2-5は他社製品を示している。
(A)クルードなテンプレート：ラット細胞ライセートからのテンプレート(-2.3kbp)を用いた。
(B)高GCテンプレート：GC含有量80%の、800bpヒトgDNAをテンプレートとして用いた。
(C)長いテンプレート：10.6kbpのLambda DNAをテンプレートとして用いた。
(D)低インプット：10ng, 7.0kbpのプラスミドをテンプレートとした場合。
(E)プライマーのΔTmが10℃以上の場合：ΔTmが10.5℃のプライマーを使用した。テンプレートは7.0kbpのプラスミドを用いた。

図3. MegaFi™ Pro Fidelity DNA Polymerase (品番：#G886, #G887) は他社製品と比較して高い精度がある。
lacZa遺伝子を含む866bpの配列（青/白スクリーニングに使用）を各種DNAポリメラーゼを用いて増幅し、Pro Ligation-Free Cloning Kit（品番：E086）を用いてpUC19ベクターにサブクローニングした。
PCR増幅されたlacZa内に変異のないコロニーは、X-gal含有成長培地上にプレーティングすると青く現れ、PCRによって挿入、欠失、フレームシフト変異、アミノ酸配列の置換などの変異が導入されたものは、白いコロニーとして現れる。つまりDNAポリメラーゼのfidelityが高いほど、青いコロニーと白いコロニーの比率が高くなる。

図4. MegaFi™ Pro Fidelity DNA Polymerase (品番：#G886, #G887) は高いエラーレート/bpを示した。
MegaFi™ Pro Fidelity DNA Polymeraseは、blue/whiteコロニースクリーニングにより、他のDNAポリメラーゼと比較して、最も高い精度を示した。Taq DNA Polymerase (Taq=1X)との相対的なfidelityで示している。