NMI TT 社では iPS 細胞由来心筋細胞やイオンチャネル発現細胞株を用いた心疾患リスク評価試験を中心に、様々な電気生理学的評価試験をご提供します。
特に、MEA システムを用いた細胞・組織評価において20年以上の経験があり、CiPA (Comprehensive in vitro Proarrhythmia Assay)での MEA システムを用いた iPS 細胞由来心筋細胞評価におけるコアサイトの一つになります。
1. ヒトiPS細胞由来心筋細胞を用いた催不整脈性リスク評価試験
本サービスではヒト iPS 細胞由来心筋細胞における細胞外電位 (fAP: field Action Potential) を測定することで催不整脈性リスク評価予測を行います。
図1. ヒトiPS細胞由来心筋細胞の細胞外電位(fAP)に及ぼすCompound Xの影響
(左図A〜C) 細胞外電位(fAP)、(右図A〜E) 測定波形から算出される各パラメーター値
2. Cardiac Ion Channel評価試験
本サービスでは、心疾患リスク評価に重要な7種のイオンチャネルへの影響を検証します。 単一チャネルから 7 種全てまでご自由に選択いただけます。
Cardiac Ion Channels | Function |
---|---|
hERG |
delayed rectifier potassium current (IKr) |
Cav1.2 |
L-type calcium current (ICa) |
Nav1.5 |
sodium current (INa) |
Kir2.1 |
inward rectifier potassium current (IK1) |
KvLQT1/minK |
delayed rectifier potassium current (IKs) |
Kv4.3 |
transient outward potassium current (Ito) |
Kv1.5 |
delayed rectifier potassium current (IKur) |
測定方法:Manual Patch ClampもしくはAuto Patch System (QPatch)
試験条件:4 concentrations, n=3 / compound

図2. nifedipineによるCav1.2チャネル阻害
3. カルシウムイメージングアッセイ
本サービスではFDSS/µ Cellを用いて、様々な細胞種 (iPS細胞由来神経・心筋細胞、各種初代培養細胞、Ion Channel発現細胞株)でのカルシウムイメージングが可能です。スクリーニングから安全性評価まで幅広くご利用いただけます。
図3. ラット心筋細胞に対するSalbutamol, Diltiazamの影響
【関連ページ】
- SAFETYscan™ In Vitro 安全性評価パネルサービス [DRX]
- SB Drug Discovery社 Ion Channel Stable Cell Lines [SBM]
- Axol Bioscience(アクソル)社 iPS細胞由来分化細胞 [AXO]
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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