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研究用

片頭痛に対する初期の薬効評価に最適 片頭痛モデルラットを使用したアッセイサービス

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創薬研究ツール
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片頭痛は日本人全体の10%前後にみられ、多くの患者のQOL低下の一因となっています。過去にはアセトアミノフェンやNSAIDs等の治療薬が用いられてきましたが、いずれも効果が不十分である場合、あるいは禁忌項目のため使用できない場合などがあったため、片頭痛専用の医薬品開発が進められてきました。近年では片頭痛の発生に重要であるカルシトニン遺伝子関連ペプチド (calcitonin gene-related peptide: CGRP) 受容体に対する阻害剤が片頭痛治療薬として認可されましたが、その後も引き続き新薬の研究開発が進められております。
片頭痛に対する薬効の評価では、通常はサルを用いたカプサイシン誘導性片頭痛モデルが使用されてきましたが、コストが高いこと、また化合物量が多く必要になることなどのデメリットがありました。そこでEurofins社では、ラットを用いた片頭痛モデルアッセイサービスの取り扱いを開始いたしました。本サービスではサルに比べより低いコストで片頭痛に対する薬効評価が可能であり、片頭痛研究のより初期段階での試験に最適です。

アッセイ概要と特長

  • ラットを使用した片頭痛モデルアッセイ
  • カプサイシン誘導性の血流増加とその抑制をレーザードップラー血流計(Moor LDI2)で評価(図1)
  • 一般的なサルを使用したモデルに比べ安価かつ少ないサンプル必要量
  • 承認済みの抗片頭痛薬でバリデーション済み(図2)

アッセイコンセプトと取得データのイメージ
Buntinx et al ., 2015 Br J Clin Pharmacol
図1:アッセイコンセプトと取得データのイメージ
左図:カプサイシン投与により放出されたCGRPが平滑筋細胞上のCGRP受容体に作用した結果、血流が増加し片頭痛を誘導する。
右図:カプサイシン投与による血流の増加をレーザードップラー血流計で検出したデータ。

Ubrogepantによる濃度依存的な血流増加の抑制
図2:Ubrogepantによる濃度依存的な血流増加の抑制
承認済みの片頭痛治療薬であるUbrogepant(CGRP受容体の阻害剤)を評価した結果、濃度依存的な血流増加の抑制が見られ、片頭痛に対する治療効果が示唆された。

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