分子マトリクス電気泳動法(Supported Molecular Matrix Electrophoresis = SMME)でムチンを簡単に分離することができます。
泳動後の親水性ポリマーコーティング PVDF 膜からバンドを切り取り、糖鎖解析を行うことも可能です。
- O結合型糖鎖の分析プロトコールはこちら
※ 本製品は、国立研究開発法人産業技術総合研究所の研究成果を活用しています(特許第 5152862 号)。
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分子マトリクス電気泳動法(Supported Molecular Matrix Electrophoresis = SMME)でムチンを簡単に分離することができます。
泳動後の親水性ポリマーコーティング PVDF 膜からバンドを切り取り、糖鎖解析を行うことも可能です。
※ 本製品は、国立研究開発法人産業技術総合研究所の研究成果を活用しています(特許第 5152862 号)。
ムチンは上皮細胞などが産生する高粘性の糖タンパク質群であり、その糖鎖構造の変化は古くから腫瘍との関連性が報告されてきました。しかしながら、ムチンは数 MDa にも及ぶ巨大タンパク質であり、また、その 50 〜 80% を占める糖鎖がプロテアーゼ分解を阻むため、プロテオミクスではなかなか分析できません。
本キットが採用する分子マトリクス電気泳動法(Supported Molecular Matrix Electrophoresis = SMME)は、多孔性ポリマー膜に含浸させた親水性ポリマーを分離担体とする膜電気泳動であり、セルロースアセテート(セ・ア)膜電気泳動に類似した方法です。セ・ア膜電気泳動と違い化学的に極めて安定で疎水結合力の強い PVDF を用いているため、化学的糖鎖遊離処理において糖鎖分析を妨害する物質(セルロース由来のグルコース断片など)を生じないことや、泳動後の膜上に存在するタンパク質を別の膜に転写することなく抗体やレクチン等で染色することが可能であることが特徴です。
本キットを用いて、疾患バイオマーカー探索やムチンをターゲットとした研究が可能です。
本製品は100 検体を測定できます。
ご準備いただくもの(その他必要なもの)
図1 検出実験例
1. デルマタン硫酸(2 μg/μL)、2. ムチン ブタ胃由来(10 μg/μL)、3. ムチン ウシ顎下腺由来(5 μg/μL)、4. ヒアルロン酸(0.25 μg/μL)。アプライ量は各 1 μL。
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
ムチン膜電気泳動キット / Mucin Membrane Electrophoresis Kit ![]() |
CSR | SMME-01 | 1 KIT |
¥80,000 |
ムチン膜電気泳動キット(品番:SMME-01)を実施するために使用する電気泳動槽とアタッチメントのセットです。
[構成内容]
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
膜電気泳動槽セット / Electrophoresis Unit for SMME-01 ![]() |
CSR | SMME-02 | 1 UNIT |
¥25,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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