がん組織中のがん細胞と各種免疫細胞の局在および相互作用の解析は、抗がん剤の薬剤応答を予測する上で重要となります。
Ultivue社ではPD-1/PD-L1をはじめとした各種がん免疫関連マーカーでのMultiplex IHC染色サービスをご提供します。
特長
- 独自のDNA-barcoded抗体を用いた高感度組織イメージング
- 4〜8種類のバイオマーカーをWhole Slide上で同時に検出することで、がん組織の微小環境を詳細に解析
- 染色から画像解析まで実施
原理
図1. DNA-barcoded抗体を用いた高感度組織イメージング方法
Ultivue社In Situ plexテクノロジーでは、それぞれ異なる配列のDNA-barcodeが付加された4種類の抗体を賦活化したFFPE組織切片上で反応させます。二次抗体を用いた一般的な免疫組織染色とは異なり、各抗体のDNA-barcodeを伸長させ、その後、各DNA-barcodeと相補的な配列を含んだ蛍光プローブを結合させることでシグナルを検出します。
4種類のターゲットについて、抗体の結合、DNA-barcodeの伸長、蛍光プローブによる検出がすべてシングルステップで行われるため、迅速かつターゲット間のバイアスがなく染色を行うことが可能です。
染色パネル
Standard panel
品名 | FixVUE PD-L1 panel | FixVUE PD-1 panel |
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マーカー | CD8, CD68, PD-L1, CK/Sox10 | CD3, CD45RO, PD-1, CK/Sox10 |
目的 | 免疫細胞浸潤や免疫チェックポイントを利用した免疫回避を評価 | がん組織中の免疫細胞の疲弊/抑制を評価 |
品名 | FixVUE T-act panel | FixVUE APC panel |
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マーカー | CD3, Granzyme B, Ki67, CK/Sox10 | CD3, CD45RO, PD-1, CK/Sox10 |
目的 | がん組織中のT細胞の活性化を評価 | プロフェッショナル抗原提示細胞の解析 |
品名 | FixVUE Treg panel | FixVUE MDSC panel |
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マーカー | CD4, CD8, FoxP3, CK/Sox10 | CD11b, CD14, CD15, HLA-DR |
目的 | Treg細胞と細胞傷害性T細胞を同時に評価 | 単球系および多形核球系の骨髄由来抑制細胞それぞれを評価 |
品名 | Immuno8 FixVUE panel |
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マーカー | CD3, CD4, CD8, CD68, FoxP3, PD-1, PD-L1, CK/SOX10 |
目的 | 各種T細胞分布と免疫チェックポイント応答を総合的に評価 |
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関連商品・サービス
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