InSphero社の3D InSight™ NASH (MASH) モデルは、4種のヒト由来肝細胞 (Hepatocyte, Liver Endothelial Cells, Kupffer Cells, Stellate Cells)からなる肝細胞スフェロイドを用いた評価系です。
図1. 3D InSight™ NASH(MASH)モデル
ヒト肝臓由来の各種初代培養細胞からスフェロイドを形成し、糖、脂肪酸、LPS等を含む専用培地でNASH (MASH)を誘導します。
NASH (MASH) に対するヒト細胞を用いたin vitroの薬効評価系" data-hatena-bookmark-layout="standard-balloon" data-hatena-bookmark-lang="ja" title="このエントリーをはてなブックマークに追加">![]() |
図2. バイオマーカー測定
脂肪肝(Steatosis)、炎症(inflammation)、線維化(Fibrosis)それぞれの指標として、Triglycerides、TNF-α、Pro-collagen type Iを測定した。NASH(MASH)の誘導によりいずれも上昇が見られたとともに、Firsocostat、Selonsertib、ALK5阻害剤処理により各マーカーの上昇が抑えられることが確認された。
図3. FibroNestを用いた病理解析
各条件のスフェロイドでSerius Red染色を行った後、AIベースの病理解析技術であるFibroNest (PharmaNest Inc.)を用いて抗線維化活性を定量的に評価した。Firsocostat(FIRSO)の0.5 µM、10 µM、Selonsertib (SELON)の10 µM、および併用時において抗線維化活性を確認した。
Digital pathology with artificial intelligence analysis provides insight to the efficacy of anti-fibrotic compounds in human 3D MASH model. Sci Rep 14, 5885 (2024).
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