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記事ID : 43354
研究用

電子顕微鏡グレードのパラホルムアルデヒド Paraformaldehyde, 4% in PBS, Ready-to-Use Fixative

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Paraformaldehyde, 4% in PBS

Paraformaldehyde, 4% in PBS は、Ready-to-Useの細胞や組織の固定化液です。本製品はメタノールを添加していない、pH 7.4PBSに溶解した電子顕微鏡グレードのパラホルムアルデヒドです。紫外線や酸素は、長期保存の際にホルムアルデヒドの劣化を引き起こすことが知られています。Biotium社独自の包装方法で、アルゴンガス下で包装されたアンバーガラスバイアルを使用し、医薬品グレードの密閉容器で密封することにより、ホルムアルデヒドの高い品質を保証しています。

 

特長

  • Ready-to-useの固定液
  • メタノールフリー
  • EMグレードのパラホルムアルデヒドから調製
  • 元のボトルで保管可能

ホルムアルデヒド、ホルマリン、パラホルムアルデヒドについて

アルデヒド系固定剤は、タンパク質上の遊離アミン基を化学的に架橋することで作用します。ホルムアルデヒドは一般的に使用される固定剤ですが、光や酸素にさらされると重合して沈殿してしまうため、溶液中では安定ではありません。ホルムアルデヒドの溶液は、メタノールを加えて安定化させるのが一般的です。病理診断に用いられる古典的な固定剤は10%中性緩衝ホルマリンで、これは10%ホルムアルデヒドをリン酸ナトリウム緩衝液に溶解し、1.5%までのメタノールを加えたものです。

メタノールは細胞膜を透過させ、アクチン細胞骨格のような細胞構造の形態に影響を与えるため、多くの研究者は固定にメタノールフリーのホルムアルデヒドを好んで使用します。ホルムアルデヒド溶液を作るには、重合したパラホルムアルデヒド固体を水中で加熱し、反応性ホルムアルデヒドを生成する必要があります。パラホルムアルデヒド固体から調製されたメタノールフリーの固定液は、一般にパラホルムアルデヒド溶液またはPFAと呼ばれます。本情報は、安定剤無添加のホルムアルデヒド溶液とメタノール入りのホルムアルデヒドを区別するのに役立ちます。

パラホルムアルデヒド固体やホルムアルデヒド溶液・蒸気は有毒で発がん性があるため、パラホルムアルデヒド固体から新しい固定剤を調製することは不便で危険を伴います。
Biotiumのパラホルムアルデヒド固定剤は、一から調製するよりも便利で安全です。

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Paraformaldehyde, 4% in PBS Ready-to-Use Fixative詳細データ BTI 22023 5*20 ML
¥39,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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