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研究用

細胞の増殖・分化などの様々な生命現象の制御 特集:細胞内シグナル伝達研究のトピックス

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背景

多細胞生物は基本的に、細胞内及び細胞間のシグナル伝達によって細胞の分化や増殖、接着や運動などのさまざまな生命現象を制御し、恒常性を維持しています。この恒常性の維持には、細胞内外からの様々な因子を適確に受容し、情報を伝達する必要があります。 

Gタンパク質(GTP結合タンパク質)は、細胞の増殖・分化などの様々な生命現象を制御する分子で、その中でも、3量体Gタンパク質と低分子量Gタンパク質(Small G)はシグナル伝達に関係が深いと考えられています。 3量体Gタンパク質はα,βおよびγサブユニットからなるヘテロトリマーで、細胞表面の受容体から細胞内のエフェクターへの情報伝達を行います。広範囲にわたる受容体のそれぞれは、細胞外の刺激(フォトン,フェロモン, オドラント,ホルモン,神経伝達物質など)を特異的に認識しますが、1つもしくはそれ以上の細胞内メッセンジャーの産出に作用するエフェクターは、それほど多くありません。低分子量Gタンパク質はサブユニット構造を持たず、分子量が20〜30kDaと比較的小さなタンパク質です。多様な機能があり、その全てが、1つのタンパク質中にGTPaseとエフェクターの機能を持っています。 

また、セリン・スレオニン・キナーゼの一つであるAuroraキナーゼは、細胞分裂を制御する分子です。 ヒトにおいて3種類存在するAuroraファミリー(Aurora A, B, C)は、分裂期における中心体の分離、双極紡錐体の形成等、有糸分裂を正確に遂行するために必須であることがわかっています。癌細胞の多くで高発現していることから、癌治療における新規のターゲット分子として注目されています。 

コスモ・バイオは、細胞内シグナル伝達の研究に、試薬を提供することでお手伝いいたします。

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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