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研究用

ローダミンファロイジンで Actin filament を検出するキット F-アクチン染色 Biochem™ Kit

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F-アクチン染色 Biochem™ Kitは、固定した細胞内のアクチンフィラメント(actin filament)をin vivoでローダミンファロイジンで簡単に染色することができます。

細胞の固定、透過、染色及びマウンティングに必要な全ての試薬と、詳細なプロトコールおよびトラブルシューティングガイドが含まれています。(12×12mmカバースリップを用いて、300回分)

背景

蛍光ファロイジンについて

アクチン細胞骨格は極めて動的な構造をしており、それは50以上のアクチン結合タンパク質(ABPs)によって制御されています(1)。その制御には筋肉の収縮、葉状仮足の成形(突き出し)、細胞の移動、細胞質分裂、細胞内輸送などの多くのプロセスが関与しています(2)。それ故に、アクチンの形態観察は、様々な細胞のプロセスを制御するメカニズムの洞察力を得るために、細胞生物学の分野で共通のツールとして用いられてきました。

アクチン細胞骨格の観察に最もよく用いられる方法は、蛍光ファロイジンです。蛍光ファロイジンは、ナノモラーレベルでフィラメント状のアクチン(F-アクチン)を選択的に染色します(3)

F-アクチンの染色に蛍光ファロイジンが用いられる理由として、次の5点が挙げられます。

  • 化学量論的に、1つのアクチンモノマーに対して1分子のファロイジンが結合する。
  • 抗体とは異なり、単量体のG-アクチンには結合しないので、きれいなフィラメント染色が可能。
  • 様々な動物種のアクチンでも結合特性が変わらない。
  • アクチンの異なるアイソタイプ間で、結合特性が変わらない。
  • 非特異的な染色がほとんどない。

構成内容

  • Rhodamine Phalloidin
  • Wash Buffer
  • Permeabilization Buffer
  • Fixative Stock
  • Mounting Medium
  • Dark Box
参考文献

1) Sheterline, P. et al. (Eds.). Protein profile: Actin 4th edition.Oxford University press (1998)
2) Metz, A.J., et al. Curr. Biol. 13: R302-R304 (2003)
3) Wulf, E., et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 76: 4498-4502 (1979)

F-アクチン染色 Biochem™ Kit

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
F-Actin Visualization Biochem Kit詳細データ CYT BK005 1 KIT
[300 slides]
¥121,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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