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記事ID : 33765
研究用

高感度の細胞生存率測定/細胞増殖アッセイ レサズリン細胞生存率アッセイキット

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生細胞が成長するときに、レサズリンをレゾルフィンに還元する原理を利用した細胞生存率測定キットです。

背景

細胞が成長するとき、培地が還元的環境になります。一方、成長を阻害すると酸化的環境になります。レサズリンを加えた培地中で細胞が成長すると、レサズリンが還元されてレゾルフィンが生成します。レサズリンは紫色で非蛍光物質、レゾルフィンは赤色で蛍光物質です1-3。レゾルフィンは蛍光または吸光度で測定が可能で、蛍光と吸光度は、サンプル中の生細胞数に比例します。レサズリンアッセイは、他の生細胞測定である[3H]チミジンアッセイと同等の感度です1。細胞種にもよりますが、レサズリンアッセイでは、80個程度の細胞での測定が可能です。

特長

  • 吸収/励起波長 571 nm、発光波長 585 nm (レサズリンがレゾルフィンに還元された後)
  • 細胞の溶解や洗浄が不要

構成内容

  • 25 mL レサズリン溶液(品番: 30025-1) 2500 assays
  • 100 mL レサズリン溶液(品番: 30025-2) 10,000 assays

レサズリンとMTT、XTTの違い

MTTやXTTは比色(発色)によるアッセイ方法に用いられます。一方、レサズリンは比色と蛍光のどちらでも測定可能です。MTTは可溶性ではないため、吸光度を測定する前に、ホルマザンを溶解するために細胞を溶解しなければなりません。レサズリンやXTTは細胞を溶解する必要が無く、同じ検体についてタイムコースを取って観察可能です。

参考文献
  1. Ahmed SA, Gogal RM Jr, Walsh JE. (1994). A new rapid and simple nonradioactive assay to monitor and determine the proliferation of lymphocytes: an alternative to [3H]thymidine incorporation assay. J Immunol Methods.170(2):211-24.
  2. Shahan TA, Siegel PD, Sorenson WG, Kuschner WG, Lewis DM. (1994). A sensitive new bioassay for tumor necrosis factor. J Immunol Methods. 175(2):181-7.
  3. Nociari MM, Shalev A, Benias P, Russo C. (1998). A novel one-step, highly sensitive fluorometric assay to evaluate cell-mediated cytotoxicity. J Immunol Methods. 213(2):157-67.

レサズリン細胞生存率アッセイキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Resazurin Cell Viability Assay Kit詳細データ BTI 30025-1 1 KIT
[2500 assays]
¥39,000
Resazurin Cell Viability Assay Kit詳細データ BTI 30025-2 1 KIT
[10, 000 assays]
¥93,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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