免疫沈降やウエスタンブロットは、特異性の高い結果が得られますが、抗体のH鎖とL鎖による染色やコンタミ、継続的な干渉が起きやすいという問題点があります。TrueBlot®は、感度の増加、バックグランドノイズの低減、精度の向上によって、これらの問題点を解決します。
Fluorescent TrueBlot®は、FLISAアッセイ、フローサイトメトリー、蛍光ウエスタンブロット、イムノブロットで、標的タンパク質を検出するための二次抗体としてご使用いただけます。タンパク質の分布だけでなく、タンパク質修飾や、免疫蛍光顕微鏡法や免疫組織化学法での標的抗原の分析も可能です。高度に最適化されたFluorescent TrueBlot®は、非特異的な結合によるバックグラウンド干渉を制限し、高い特異性を提供します。
赤外蛍光試薬と近赤外蛍光イメージングを組み合わせると、近赤外領域における自家蛍光のバックグラウンドが低くなることから、感度が増強されます。その結果、免疫アッセイにおいて高いS/N比を得ることができます。ロックランド社は近赤外イメージング用に、TrueBlot®とIRDye800®(LI-COR)のコンジュゲートを作成しました。その他にもいろいろなアッセイに使用することが可能で、複数のターゲットを同時に検出、イメージングすることで、特徴的な色で標識された標的バンドを高感度で検出することができます。同時に検出することで、標的分子が簡単に識別でき、時間も短縮できます。
TrueBlot®を使用することで、免疫沈降とウェスタンブロットにおいて、クリアで高品質のデータを得ることができます。また、両方のプロトコールを組み合わせた場合でもお使いいただけます。ヤギ、マウス、ウサギ、ヒツジの、免疫沈降ビーズ単品から全てが揃った免疫沈降/ウェスタンブロットキットまで、お好みのオプションをお選びいただけます。