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記事ID : 44461
研究用

PROTAC、 bi-specific抗体など複数の抗原に結合するサンプルの評価サービス 2 bind社 heliXアッセイ (switchSENSE®テクノロジー)

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創薬研究ツール
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2bind社は、PROTACやbi-specific抗体などのニューモダリティの評価に最適なheliX (dynamic Biosensors社) による結合アッセイサービスを承っております。蛍光ラベルしたDNAレバーに目的タンパク質を固相化し、サンプルを添加した際の蛍光強度変化を評価することで、サンプルの目的タンパク質に対する結合活性を評価します。

特長

  • PROTAC、 bi-specific抗体などによる三元複合体の評価に最適
  • 幅広いレンジの結合強度に対応可能 (Kd値:pM - uM)
  • 結合、解離のキネティクスを評価
  • 既存の低分子に加え、PROTAC、 bi-specific抗体、molecular glueなど多様なモダリティに対応
  • アッセイ目的に応じてDNAレバーのデザインや検出方法のアレンジが可能(図2)
  • 1-2週間程度で結果を送付

アッセイの原理

TBD_heliX_assay_fig1.jpg
図1:heliXテクノロジーによるPROTACやbi-specific抗体の評価イメージ
通常の結合評価系(左)では、蛍光標識したDNAレバーにリガンドを固相化し、評価物質の結合による蛍光強度変化を検出する。
PROTAC (中央) やbi-specific抗体 (右) の評価に対応した三元複合体検出系では、2種の蛍光ラベル (赤、緑) で修飾したDNAレバーを使用する。それぞれのDNAレバーに異なる抗原を固相化し、PROTACもしくはbi-specific抗体を添加すると蛍光色素が近接するため、FRET (Foerster resonance energy transfer) により結合を検出できる。

データ例

TBD_helix_assay_fig2A.png
TBD_helix_assay_fig2B.png
図2:BRD4に対するPROTACの評価例
A:E3 ligaseとしてVCB、分解の対象としてBrd4 (BD2) をそれぞれ固相化し、Brd4に対するPROTACとして知られるMZ1, AT1と、Brd4 (BD2) のみに結合するcis MZ1を評価した。MZ1、AT1はどちらもVCB、Brd4(BD2)との三元複合体を形成することでFRETによる蛍光変化が検出されたが、cis MZ1ではFRETによる蛍光変化は検出されなかった。
B:Brd4 (BD2) のみを固相化し、MZ1とcis MZ1の結合評価を行ったところ、MZ1だけでなくcis MZ1もBrd4に結合することが確認された。なお、本アッセイではFRETではなくサンプル結合時の緑色蛍光強度の変化を指標に評価しており、Aの三元複合体だけでなく二元複合体など、目的に応じてDNAレバーのデザインや検出方法のアレンジが可能である。

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