サンプル
A: 未導入の細胞
B: pCMV-Tau(2N4R)-P301L プラスミドのみ導入した細胞
C: pCMV-Tau(2N4R)-P301L + F-Tau(RD)-P301L両方を
導入した細胞
検出抗体
①4R タウ抗体
(コスモ・バイオ 品番:TIP-4RT-P01)
②ヒトPHF-TAU 抗体(AT8)
(コスモ・バイオ 品番:90206)
SH-SY5Y 細胞(ヒト神経芽腫細胞) とTAU01 を用いたウェスタンブロットによるタウの検出
B レーンの結果から、4R タウは遺伝子導入でも検出され、タウタンパク質産生が確認可能。ただし遺伝子導入だけではリン酸化タウは検出されず、凝集体もできない。C レー
ンで4R タウとリン酸化4R タウの両方を検出している。リン酸化タウ(AT8)が検出されるのは遺伝子と線維化たんぱく質を両方導入したときだけである。
ウエスタンブロットによる評価
図1:ウエスタンブロットによるリン酸化Tauの検出
本キットでTauを細胞内に凝集させた場合、リン酸化Tauの沈着が起こることが特長の一つ。
培養後の細胞をPBSで回収し、超音波破砕後に2%SDS sample bufferで溶解、100℃ボイル5分間の後、SDS-PAGE、ウェスタンブロットを常法にて行い、Phospho-Tau (Ser202, Thr205) Monoclonal Antibody (AT8)(Thermofisher:MN1020)で検出した例。アミロイド染色をすることにより、細胞内のタウ凝集を確認することが可能です。
①pCMV-2N4R-P301Lプラスミドのみ導入した細胞
②pCMV-2N4R-P301L+F-Tau(RD)-P301L 両方を導入した細胞
免疫染色による評価
位相差
核
Tau
マージした写真
図2:Tauを導入した細胞の免疫染色
pCMV-Tau(2N4R)-P301L+F-Tau(RD)-P301L 両方を導入した細胞について、Anti-Tau Antibody, clone 2A1-2E1(MERCK:MABN2472-100UG)および-CellstainR- Hoechst 33342 solution(同仁化学研究所:H342)で検出した例。