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ウエストナイルウイルスのエンベロープタンパク質の測定に West Nile Virus エンベロープタンパク質 ELISA キット

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メーカー名：Cell Biolabs, Inc.

細胞または組織サンプルよりウエストナイルウイルス（WNV）Eタンパク質を測定するためのELISAキットです。

背景

ウエストナイルウイルス（WNV）とは？

ウエストナイルウイルス（WNV）は、ウエストナイル熱の原因となる1本鎖RNAウイルスであり、ジカウイルス、デングウイルス、および黄熱病ウイルスも含まれるフラビウイルス属のメンバーです。WNVは主に蚊によって伝播されるもののWNVの一次宿主は鳥であり、その伝播サイクルは鳥から蚊に移った後また鳥へと戻ります。

WNVゲノムは脂質二重膜の50nmエンベロープに含有されるヌクレオカプシドに包まれた＋極性の1本鎖RNAです。単一のポリタンパク質が発現し、宿主とウイルスプロテアーゼに切断されて3種の構造的タンパク質（C、prM/M、およびエンベロープまたはEタンパク質）と7種の非構造的タンパク質（NS1、NS2A、NS2B、NS3、NS4A、NS4B、およびNS5）になります。WNV Eタンパク質はWNVの細胞侵入を行います。WNV Eタンパク質の結晶構造より、β樽型ドメインⅠ、細長い指様ドメインⅡ、およびC末端免疫グロブリン様ドメインⅢ8といった3種のドメインを持つことが示されています。ドメインⅠはアミノ酸154位においてグリコシル化されており、これはWNV感染に非常に重要です。ドメインⅡの内部融合ペプチドループによりWNV Eタンパク質の三量体形成と細胞へのウイルス侵入開始が可能となります。ドメインⅢはWNVの宿主細胞への結合を制御します。

構成内容

抗WNV Eタンパク質抗体コート済プレート
ビオチン標識WNV Eタンパク質抗体
ストレプトアビジン-酵素コンジュゲート
可溶化溶液^7),8)
アッセイ希釈液
洗浄バッファー（10ｘ）
基質液
停止液

参考文献

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