超臨界流体クロマトグラフ‐質量分析装置（SFC-MS/MS）を用いて脂質約800種を一斉定量可能！

ワイドターゲット定量リピドミクス解析サービス
超臨界流体クロマトグラフ‐質量分析装置（SFC-MS/MS）を用いて脂質約800種を一斉定量可能！

ワイドターゲット定量リピドミクス解析では、脂質クラスの分離能に優れた超臨界流体クロマトグラフと高感度MS（SFC-MS/MS）（表1）を用い、定量分析します。安定同位体標識化された内部標準物質を用いてリン脂質、中性脂肪等の脂質約 800種の相対定量が可能です。

• 高感度化： 三連四重極MSによるMRM(multiple reaction monitoring)測定で高感度に脂質を分析可能
• 網羅的解析： 安定同位体標識化された内部標準物質(14種)を用いて、約800種の脂質を相対定量可能（表2）
• 高い定量精度： 順相の超臨界流体クロマトグラフィーにより脂質クラスの分離を行い、質量分析装置（MS）による脂肪酸側鎖の定性と定量を同時に行うため、従来よりも高い精度で定量を行うことが可能
• 異性体分離： クロマト分離により脂質クラス、位置異性体を分離し、in silicoライブラリーによる脂肪酸特異的なMRMの設定で構造異性体を識別（図１）
• リピドミクス技術： 九州大学 生体防御医学研究所 メタボロミクス分野 馬場研究室により開発されたリピドミクス分析法
  Widely-targeted quantitative lipidomics method by supercritical fluid chromatography triple quadrupole mass spectrometry (J Lipid Res. 2018 Jul;59(7):1283-1293.)

超臨界流体クロマトグラフィー質量分析を基盤とした定量リピドーム分析法の開発
和泉ら, 生物工学　第98巻 第9号（2020）490‐493より一部改変

図1：ホスファチジルコリン（PC）のクロマトグラム例（一般財団法人 化学物質評価研究機構で取得したデータです）

構成脂肪酸側鎖が異なる同一分子量の構造異性体を識別し、脂質を構成する脂肪酸側鎖の種類まで識別可能です。

※SFC-MSによる測定は、一般財団法人化学物質評価研究機構にて実施します。

血清・血漿、動物組織、培養細胞、植物組織、食品（個体・液体）、微生物、培地・培養上清

※ヒト臨床サンプルの前処理も可能ですが、以下の点につきまして、ご注意ください。

• ヒト臨床サンプル確認書の提出が必要となります。
• HIV、HBV等の感染性のあるサンプルは受け入れ不可となります。
• ヒト由来サンプルは提供者のインフォームド・コンセントが得られていることが前提となります。
• サンプル提供者の個人情報が特定できないよう匿名化をお願いいたします。

• 試験報告書
• 解析結果報告書
• 定量値一覧表
• サンプル測定の結果概要（各脂質クラスの脂肪酸側鎖の量比報告_Lipid Index）
• クロマトグラムビューアー（測定結果クロマトグラムをご確認いただけます）

サンプル到着後、４~８週間

• 質量分析受託サービス

※  表示価格について