- ORG社 microRNA(miRNA)発現プラスミドの商品情報は「miRNA 発現プラスミド」 をご参照ください。
- 【01】 miRNAクローンには何がクローンされていますか。
- 【02】 どのようにしてmiRNAが発現しているか調べることができますか。
- 【03】 miRNAクローンは全長配列決定をしてありますか。配列情報はどこに記載されていますか。
- 【04】 シークエンシングプライマー配列を教えてください。
- 【05】 トランスフェクション効率はどのようにモニターすればよいですか。
- 【06】 miRNAプラスミドを用いて定常発現株を構築できますか。選択マーカーは何ですか。
- 【07】 各プラスミドからは1つのmiRNAのみが発現するのでしょうか。
- 【08】 miRNAベクターはどのようにして検証してありますか。
- 【09】 miRNA発現プラスミドのコントロールは何ですか。
- 【10】 miRNAプラスミドにコントロールは付属されていますか。
ORG社のmiRNAクローンには、pri-mir(60-70nt)とその両側に250-300ntの隣接するゲノム配列を付加したものが挿入してあります。
ORG社では、短鎖RNAを導入細胞より単離しています。その後、RT-PCRまたはqPCRを行いmiRNA発現レベルの発現を測定しています。
配列決定してあります。全miRNAクローンはシークエンシングを行い、pre-mir配列がmiRBaseのリファレンス配列と一致することを確認しています。隣接領域の配列は遺伝子多型等によりNCBIのリファレンス配列と完全一致しない場合があります。この点は、mature miRNA機能に関与しないと考えています。
挿入配列の5'側または3'側からのシークエンシングにはVP1.5: 5'- GGACTTTCCAAAATGTCG -3' (Tm=51℃), XL39: 5'-ATTAGGACAAGGCTG-?GTGGG -3' (Tm=60℃)をお使い頂けます。何れのプラスミドもmiRNA発現クローンとともにご提供致します。ただし、これらのプライマーはTm値に差があるため、挿入配列増幅用としてはあまり機能しません。
ORG社ではトランスフェクション時にtGFPシグナルを確認しています。pCMV-mirベクターにはSV40プロモータにドライブされたIRES-tGFPレポータ遺伝子が組込まれており、ネオマイシン遺伝子の下流に位置しています。2種類の発現カセットの干渉を最小限に抑えるため、tGFPとpre-mirの発現は異なるプロモータにより個別に生ずるようデザインしてあり、tGFP発現はトランスフェクション効率を正確に反映します。
その限りではありません。いくつかのmiRNA遺伝子(約10%)は染色体内の近接領域で群集しており、天然では同時に発現している可能性があります。ORG社のmiRNAクローンではこれらを分離していません。1つ以上のmiRNAを含むmiRNAクローンに関してはORG社ウェブサイトに記載しており、該当miRNAクローンにリンクしてあります。
ORG社のmiRNAは全てmiRBaseのリファレンス配列と一致します。miRNAクローンの隣接配列は、遺伝子多型等の理由によりNCBIのリファレンス配列とは異なる場合があります。
付属していません。pCMVMIRベクター(品番:PCMVMIR) を別途ご購入ください。