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技術情報

記事ID : 13212

Bioreba(BRA)社 ELISA プロトコール


商品詳細:
植物病原体検出用 ELISA キット

バイオレバ社のELISA試薬は、DAS-ELISA(二重抗体サンドイッチ法: double antibody sandwich enzyme-linked immunosorbent assay)用に最適化されています

認定された Nunc イムノプレート マキシソープ F96 を使用しており、ワーキングボリュームは1ウェルあたり 200 μLです。バイオレバ社のELISA試験手順は、多数の試験を実施している認証研究所で一般に使用されるプロトコールに適合しています。ポテト・果樹・ブドウなどの試験に適用できる安定した(試験安全性の高い)プロトコールです。従って、一つの手順を全ての植物と病原体の組み合わせにご使用いただけます。 「Poty group test」は例外で、間接 PTA-ELISA 形式を採用しています(詳細資料はキットに添付)。


BRA_elisa_protocol_1.jpg

1. コーティング: 特異的抗体をマイクロタイターウェルの表面に吸着させます

IgG を コーティングバッファーで1000倍に希釈します。
(例: 20μL を 20 mL のバッファーで希釈、または同等の比率で希釈。)
200 μL/well 添加します。
プレートをしっかりとカバーし、湿度の高い箱に入れます。
30℃で4時間 または 4-6℃でO/N インキュベートします。

1a. 洗浄: ウェルの抗体を除去し、洗浄バッファーで3−4回洗浄します。プレートをペーパータオル上に裏返し、余分な溶液を吸い取ります。洗浄方法は、研究室でご使用になる洗浄機器に適応させる必要があります。

 

BRA_elisa_protocol_2.jpg

2. 抗原: 植物抽出物のインキュベーション

試験サンプルに 1:20 の比率で抽出バッファーを加え、ホモジナイズします。(特定の植物サンプルでは、サンプルに適応する抽出バッファーの使用や、サンプル/バッファー比率の変更を推奨します。試薬に付属する「製品情報」の指示をご参照ください。)
200μL/well 添加します。
プレートをしっかりとカバーし、湿度の高い箱に入れます。
4‐6℃でO/N インキュベートします。

2a. 1a と同様に洗浄します。

 

BRA_elisa_protocol_3.jpg

3. コンジュゲート: 酵素標識抗体のインキュベーション

標識酵素をコンジュゲートバッファーで 1000倍に希釈します。
200μL/well 添加します。
プレートをしっかりとカバーし、湿度の高い箱に入れます。
30℃で5時間インキュベートします。

3a. 1a と同様に洗浄します。

 

BRA_elisa_protocol_4.jpg

4. 基質: 発色反応が感染サンプルを示します

pNPP(p-ニトロフェニルリン酸)を、1mg/mL で基質バッファーに溶解します。
200μL/well 添加します。
室温(20-25℃)で暗所にてインキュベートします。
30-120分後に、黄色の発色を観察し、405 nm の吸光度を測定します。デュアルフィルターが装備されている場合は、405/492 nm で測定します。
デュアルフィルターで測定すると、 シングルフィルター 405 nm での測定に比べて、バックグラウンドを軽減できます。

 
お問い合わせ

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては
使用しないように、十分ご注意ください。


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