本セミナーは終了いたしました。
3'mRNA-Seqを利用した網羅的遺伝子発現解析
Comprehensive gene expression analysis using 3 'mRNA-Seq
- 演者 :
- 長谷川 嘉則 先生
- 演者ご所属 :
- 公益財団法人かずさDNA研究所 ゲノム事業推進部
臨床オミックス解析グループ 遺伝子分析チーム - 日時 :
- 2019年12月3日(火) 12:10 〜 13:00
- 会場 :
- 福岡国際会議場 第6会場 (409 + 410)
要 旨
次世代シークエンス (NGS)技術の登場以来、10年が経過し、遺伝子発現の網羅的な解析にはRNA-Seqが広く利用されています。RNA-Seqは遺伝子全長のシークエンスを行うので、遺伝子発現だけでなく、融合遺伝子の検出・新規スプライシングバリアントの検出にも利用されています。データ解析に必要なリード数は、例えばヒトサンプルの場合は、paired-end(リードの両方向から読む)で2000万〜3000万リードを要します。一方、3'mRNA-Seqは遺伝子の3'端だけを集中的に読むので、必要リード数は、single-read(リードの片方向から読む)で100万~150万リード読めば十分です。遺伝子発現解析が目的の場合は、3'mRNA-Seqの利用によってシークエンスコストを大幅に削減することが可能となります。我々は、Lexogen社のQuantSeqキットを使用して、3'mRNA-Seqを行っています。QuantSeqキットは、作業工程が比較的容易なので1日でライブラリー作製が可能であり、多検体を処理する時には96-wellプレートを使用してライブラリー作製を行なっています。また、プロトコールの条件検討を行った結果、1細胞の解析にも十分利用出来るようになりました。さらには、FFPEサンプルについての解析にも利用しています。これまでに、各種培養細胞、ヒトiPS細胞、臨床検体を含むヒト組織、マウス組織、ゼブラフィッシュ組織等、様々なサンプルについて解析を進めてきました。これまでのQuantSeqキットの活用例を紹介させていただきます。
コスモ・バイオ(株)より、次世代シークエンス関連製品および、3'mRNA-SeqとDIAプロテオーム解析を組み合わせたマルチオミックス解析受託サービスをご紹介いたします。


整理券 | 本学会ランチョンセミナーは整理券制です。
|
---|
お問合せ | コスモ・バイオ株式会社 製品情報部 セミナー事務局 TEL: 03-5632-9622 email: seminar@cosmobio.co.jp |
---|
学会情報
期間 | 2019年12月3日(火)〜12月6日(金) |
---|---|
会場 | マリンメッセ福岡 2F |
当社ブース | 展示ブース番号 70 |
学会ホームページ | 第42回日本分子生物学会年会 ![]() |
関連ページ
- LEXOGEN社 QuantSeq 3' mRNA-Seq Library Prep Kit
- LEXOGEN社:RNAシーケンス解析(NGS)用ライブラリ構築キットカタログ
- (株) かずさゲノムテクノロジーズ マルチオミックス解析受託サービス